2021年GW秋田 雨と残雪の太平山登山

2021年4月29日~5月6日まで、秋田に遠征登山してきました!
スズキスペーシアをレンタルして密を避けながらの旅行。
飛行機+レンタカー旅行は人生初です。

バスを乗り継いででも秋田まで行けますが、バス+2ヵ月前予約の飛行機のほうが早くて料金同じくらいだったので。

1日目(4/29) 行動日

1日目は自宅からバスと飛行機を乗り継いで、秋田空港からレンタカーで太平山の麓まで。
GW中ずっと天気が悪い予報でしたが、1日目から雨。
でもずっと車中だから、バイクと違って快適!

JALは預け荷物20kgまでだそうで、それを知らなかったのでザックとスーツケースで26kg。
400円×6kg=2400円超過料金払いました…
重い本とかは手荷物としたほうが良さそうです。

自炊道具一式をスーツケースの中に入れてきたので、今回も自炊メインの旅行。
スーパーで行動食と今晩の食材を購入。
秋田は、海産物が安い。
イワシとかその他の魚とか。
特に加熱用メバチマグロがこれだけ入って100円!?
どういうことなんだ、何か仕掛けがあるのか。

というわけでこの日やってきたのは仁別国民の森。
博物館は休館中ですが、トイレは開いてます。
誰も来ない山奥なので、野宿には良い場所です。

マグロは日持ちしないので半分ほどをこの日に食べて、もう半分は醤油漬けにして次の日の晩に食べよう。
とりあえず焼いて食べてはみましたが、マグロって案外、血生臭い食べ物なんですね…

2日目(4/30) 太平山

太平山は標高1,170mの300名山の一座。
秋田市と上小阿仁村の境、秋田県の中央近くに位置してます。
秋田の平野から望める山だそうで、秋田市民の憩いの山にもなっているようです。

登山ルートはいくつかありますが、自分は西側の旭又ルートをピストンすることにしました。
(宝蔵岳ルート周回でも良かったけど、残雪に不慣れだったので来た道を引き返したのです)

麓の天気予報は曇り時々雨。
微妙な天気ですが、貴重なGWの一日を停滞日にしたくなかったので登ることにしました。
山頂ガスるの覚悟。

旭又の登山口からは平坦な道続きますが、小さな神社くらいから登りスタート。
尾根を登っていきますが歩きやすいしまだ雪は無いので余裕です。
ワークマンで買ったフード付き全天候ジャケット(耐水圧15,000mm)を残雪期用にしました。
小雨が降っていましたがなんのその。

標高832mで緩やかな場所となっている御手洗には水が湧いており、夏でもここで水分補給出来るようです。
この日は雨が降っていたのでちょっと泥があったけど…

御手洗から上は雪があり、残雪期登山に不慣れな自分にはドキドキもの。
12本爪アイゼンは持ってきているし靴はスカルパのモンブラン。
でも結局、アイゼン無しでも登ったり降りたり出来ました。
雪山登山では雪質も重要なのでしょう。
残雪期は踏むとズボッと入るのでグリップも効きやすいです。
もっと低温なら凍るので、そういう時はアイゼン必須かと。

基本はピンクテープ(ピンテ)頼りに登りましたが、時折見失うのでルートファインディングが大変。
倒木、折れた枝も多く、そういうのが見通しを悪くして夏道の痕跡も見失わせます。
たまにGPS地図(YAMAP)に頼って登り続けました。
雪山登山はいつもと違う、なかなか工夫が必要で新鮮だ!

稜線に出ると風と雨が強くなり、ジャケットのジッパーも閉め切りました
太平山の山頂(1,170m)には神社と山小屋とトイレがありましたが、どれも閉まってました…
建物の陰で雨風から身を守りましたが完璧とは言えず、寒々しい場所で休憩。
早々に退散しましたよ。

登り2時間30分、下り1時間40分でした。

次は青森県の白神岳目指して北上。
秋田は山菜の宝庫なのか、この時期は沿道で山菜取りをしている地元民を多く見かけました。
新緑の時季の風物詩なのでしょう。私の地元ではあまり見られない光景なので、新鮮。
それに前回東北に来たのは夏ですし、春の東北ってのも良いもんですねえ!

昼食は道の駅しょうわでピザ食べました。
この辺りまで来ると晴れ間が出て来て、レストランの窓から見える花々が大変美しかった。
このどんよりとした雲、花、秋田ってイギリス?

今日の温泉は白神山地が海に落ちてくる近く、秋田と青森の県境の近く、ハタハタ館。
料金500円の割に綺麗で広々とした良い風呂でした。
まだ高い夕陽を眺めながら露天風呂で日本海を見る。今、この瞬間が人生である。

今日の宿泊地は白神岳の登山口駐車場。
ここには避難小屋とトイレもあります。
でも、国道に近いのに電波は入りませんでした…

登山

Posted by YU