PS1版 ファイナルファンタジー2 感想
ファイナルファンタジー2
1988年にファミリーコンピュータで発売されたファイナルファンタジー2のリメイク作品、PS1版のファイナルファンタジー2の感想を書いていきますよ。
熟練度システムや成長システムがかなり独特なものだったので、ファミコン版が発売したときはかなりの評判があったようです。画期的なシステムだったからこそいろいろなバグが存在していたようですが、ワンダースワン版のリメイク以降はバグのほとんどは修正されています。
リメイク版ではファミコン版のバグを直しただけでなく、グラフィック・音楽・操作性・システムの改良、モンスター図鑑やメモファイルの追加など、かなりプレイしやすくなっています。
PS1版にはオープニングムービーがあり良い出来なのですが、ムービーが終わると小さいキャラがちょろちょろ走るシーンになり、そのギャップにウケましたww
ファイナルファンタジーII (2002/10/31) PlayStation |
戦闘自体のシステムは基本的にFF1と変わらないのですが、成長システムは上で書いたようにかなり独特です。よく攻略本などでは、「パーティーアタックをして能力を上げよう!」とよく書かれていますが、特にシステムを深く理解せずに、苦労しながら敵と戦っていくだけでFF2は普通にクリアできます。事実、私は1週目を攻略情報無しパーティーアタック無しで普通にクリアしましたしね。
FF2はよく「難しい!」と言われますが、その理由はwikipediaにも書かれているように、攻略本などに書かれている「パーティーアタック」をやりすぎたためです。FF2で重要なのは、HPと力ではなく回避率!そういうわけで、敵の攻撃を受けながら普通に戦闘していくと回避率は上がっていくので、パーティーアタックなんてしなくてよいのです。
でもまあ、全体的な難易度を言えば、FF1のクラスチェンジ前よりは簡単だけどやっぱりそれなりに難しいです。序盤では強いミンウがいることによってプレイヤーへのチュートリアルとしての役が存在していたので簡単なのですが、それ以降は少し難しくなってきます。しかし、ミンウ離脱以降の難易度は一貫して同じくらい、キャラの成長と敵が強くなっていく早さが見事にマッチして、どのダンジョンでも数回に分けて攻略しないといけないけど同じ回数くらいのチャレンジでクリアできるほどのものだったと思います。
魔法は熟練度のレベルに応じたMPの消費量であり、どの魔法でも全体にかけることができるので、MP1で使用する全体がけレイズが最高に強かった…!敵が1体で、してくる攻撃が強力な物理攻撃のみなら、後衛が毎ターンもしくは1ターンおきに全体レイズかけるだけでいつかは勝てますからね。
ストーリーですが、簡単に言うと、世界征服しようとしている帝国の野望を阻止するという、オーソドックスな感じ。FF1もストーリーはオーソドックスでしたが浮遊城や海底神殿などのファンタジックな世界観が魅力でした。FF2は、FF1のようなファンタジックなものは少なくなって、主人公を助け、世界のために犠牲になっていく人々が魅力だったと思います。
「安易に人を殺して感動作品ぶるのか!」みたいな批判がこのゲームに対してありますが、私はここでは「人が死ぬ=感動」と捉えるのではなく、戦争で人が死んでいくことの無情、平和への礎となった人々へ敬意を払うというような捉え方のほうが、仲間が主人公達のために死んでいくFF2では重要ではないのだろうかと思います。つまり、FF2のテーマは「仲間との別れ」ではなく、「戦争」のほうがテーマに近いのではないだろうかと私は思うわけですよ。
しかしまあ、不満点があるとすれば、エンディングではFF1よりかは得られるカタルシスが少なかったことかな。ラストで反乱軍主要メンバーが、死んでいった仲間の墓参りをするような演出があれば、泣いていたかも。
やりこみ記録★
・おまけ達成率100%
・全アイテム1回以上入手
・最終パーティー(4人目がレオンハルト)4人の、ステータスと熟練度MAX
アイテムは全部で63個まで持てないから、全アイテムを一度にアイテム欄に入れることは出来なかった…。まあ、しょうがないや。
熟練度上げはかなり時間かかりました…。特に、魔法の熟練度!
熟練度のレベル9までは、パンデモニウム小部屋のレベル7の敵相手に全員が全ての魔法を一度ずつ使用していって上げました。
16-99までは、ミシディアの近隣の敵相手に熟練度を上げていきました。具体的方法を書くと、まずカーソル位置を「きおく」にして、レベルを上げたい魔法を4人が持つ魔法の中から一つずつ選び、戦闘ではまず敵を一匹にかつその一匹のMPをアスピルで吸い取り、4人が使用する魔法を選択し、○ボタンを輪ゴムなどで固定し、熟練度ポイントが50溜まる回数分魔法を唱えます。魔法を唱えまくっているとき、プレイヤーが時間を持て余すのですが、魔法を目標回数唱える時間をストップウォッチなどで計測しておくと、その次からはタイマーで時間をセットしておいて別の作業を出来るようになります。タイマーが鳴ったら、魔法を唱えるのを止めて戦闘を終了させ、宿屋で回復し、もう一度同じ作業を行います。レベルが1上がると魔法を使用するべき回数も1回増えるので、タイマーの時間を少しだけ延ばすようにしました。
全プレイ時間は、タイマーがカンストしたのでわからないですが、おそらく150時間くらい。