アークザラッド２　感想

2009年2月21日

何ヶ月もかかってようやくアークザラッド2クリアー・・・
昔は長編ＲＰＧでも１ヶ月でクリアしていたんですけどね。
まあその分暇をつぶせてよかったと言えます。

　初めてやったのは１０年ほど前ですね。そのころは幼かったのによくこんな難しいゲームを攻略情報を見ずにクリアできたものですね、と思うほどアークザラッド2は難しかったです。
　最初あたりは難易度は調度良く、油断したら誰かが戦闘不能になるかもしれないってほどのものでした。しかしゲームが進むにつれて敵のレベルが一戦闘ごとにガンガン上がっていくものですから、ずっと同じパーティーにしない限りはかなりレベル差がついてきます。ラストダンジョンあたりなんて味方のレベルは８０ほどなのに敵のレベルは１２０近くなっていますからね。
　そしてこのゲームは能力の差よりもレベルの差でかなり肉弾戦での強さが違ってきます。もうラストダンジョンでは味方の攻撃が通るのは３回のうちで１回ほどになっていましたからね。特殊能力を使えばその状況も異なってきますが、やっぱ武器の熟練度をあげたいと思うのが人の性。必死に何回も武器で攻撃していました。
　こんなバランスの戦闘ですが、やはり面白かったです。ちょっと敵に囲まれればやられてしまうという緊張感、それが味わえる大変素晴らしいバランスだと個人的に思います。
　ギルドでの仕事も面白かったです。アーク2のストーリーは基本的に単純な１本道であり単調なものですが、その合間にこのギルドで仕事を請け負って仕事をするというシステムは、ゲームを進めていく中でメリハリがついてよかったです。金を得るために仕事をするのでは無く面白いから仕事をしていましたね。仕事は個性的なものがたくさんあるので、単調な作業にもならずに済みました。むしろそのおかげでストーリーをちょっと忘れかけることにもなってしまいましたが。┐(´ー｀)┌
　
　アークザラッド2は持てるアイテムの数に限度がありますが、出てくるアイテムの数が大変多いです。隠しに近いアイテムも多々ありますが、それらを除いてもかなりアイテムはあります。アイテムトレジャーの私にとってはアイテムを捨てるのはしたくない！そこで使ったのがアークザラッド2モンスターゲーム。
　このゲームがあればデータ間でのアイテムの交換などが行えるわけですので、これを使ってアイテム保管データにアイテムを移していきました。その結果、アイテム保管データの数は全部で３つ。そして本編のデータを含めてアーク2のセーブデータは４つになってしまいました。
　アーク2でのアイテム収集は攻略サイトを見ながらにしていないとかなり難しいと思います。というか個人だけでは無理でしょう、確実に。時期限定アイテムは他の記事でまとめましたが、それを見るとかなり時期限定のアイテムは数が多いとわかります。そしてそういうアイテムこそ性能がいいものが多く、合成のために使用するアイテムも多いです。正直、このゲームはアイテムトレジャーに対する配慮というものが欠けていると言わざるを得ませんが、そうであるからこそ長年アーク2を調査するという攻略サイトが多く作られたのかもしれませんね。
　
　ストーリーはというと、少年エルクの話から始まり、その後アークたちと出会って世界の崩壊を止めるという感じになっています。序盤ではキメラ研究所という人間をモンスターに変えたりすることを研究している組織と戦っていくのですが、2Ｄだからよかったものの、もしこのゲームが３Ｄなら間違いなく「このゲームはグロテスクなシーンが含まれています」のステッカーが貼られていることでしょう。人間とモンスターを組み合わせるなんて・・・３Ｄならバイオハザードみたいになっていますよ！
　そういうダークな部分を表現できたのは良いと思います。序盤の戦闘地が下水道っていうのも、なんかストリートな感じがします。その中で闇の組織と主人公たちが相手を探りあう・・・いいじゃないですか。
　エンディングに関しては結構あっさりしていたと思います。ですが嫌な意味のあっさりではなく、清清しい方のあっさり感が出ていたと思います。音楽の効果もあったのでしょうが、少し感動してしまいました。アークとククルは自分を犠牲にして魔王を封印し、残ったものには「これからの未来を作っていくのは君たちの子供なんだ」という言葉を残して世界中を回っていく・・・
　そしてアークザラッド３につながっていきます。次世代の子供たちが未来を作ってゆく世界に。
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