ダーケストダンジョンの感想と攻略メモ
2016年にRed Hook Studios(カナダ)によってリリースされたローグライクゲーム、Darkest Dungeon(ダーケストダンジョン)の感想と攻略メモを書いていきます。
Steamの他、様々なプラットフォームで販売されています。
要求スペックが低いので、格安ノートPCでも普通にプレイできます(できました)。
クトゥルフ系の恐ろしさに満ちた硬派なダークファンタジーゲームで、笑いや癒やしや萌えとかエモとかそんなのは皆無。
以前「ロボトミーコーポレーション」にはまったので、同じくダークファンタジー系ゲームがしたいな~ということで行き着いたゲームです。
感想
一応のチュートリアルはありますが、死んで覚えるゲーム。
このゲームには様々なコツがありますが、それらを教える丁寧さは皆無。
ゆえに、アクション性は無いのにプレイヤー自身の能力・学習力が試されます。
一歩一歩プレイヤーもキャラも強くなっていく反面、「死亡」になると基本的に生き返らずやり直しとなるのが、面白さでもありストレスでもあり!
いや本当にこのゲーム、「ストレス」という特有のステータスがゲーム中でもリアルでもその存在をまざまざと感じさせてくれます。
コツが分かるとかなり安定してくるものの、回避とクリティカルが大きな地位を占めるゲームであり、リアルラックに左右されることもかなりあり。
どれだけ万全にしても危機に陥ることはよくあるし、「これ以上何を準備すれば良いんだ!」と憤懣やる方なくなることも。
まあその危機を「うへへ…」と笑える人がこのゲームには向いているのでしょう…
難易度設定自体は好きです。
キャラのレベルと装備が上がればダンジョンも楽に進めるようになっていくと思いきや、どんどんキツくなりますからね?
明らかに、MAX強化したキャラで挑む戦士レベルのダンジョンより、装備やスキルのレベル1or2で挑む見習いレベルのダンジョンの方が楽。
それでもどうにかやっていけるのは、キャラと同時にプレイヤーのレベルも上がるからなのです。
しかし少し作業感のある時もありました。
最終的には16人ものキャラを強化しないといけないので、どうしても時間がかかるんですよね~。
まあでも、本当に面白いゲームでしたよ。
好評だったので次回作「ダーケストダンジョン2」も出るようですし。
ヒーローについて
ベストヒーロー
最も強く汎用性が高いのは以下の5人だと思います。
追い剥ぎ、重騎士、修道女、ジェスターor犬使い
ブリガント砲とプロフェット以外のボス全員倒せるし、ダーケストダンジョンも攻略できます。
カウンターの特性として、カウンターで敵を倒したら被ダメ以外の効果は無効となります。
敵のストレス・状態異常攻撃を無効にすることが多く、カウンター系のキャラは耐久性も高くなります。
カウンターではクリティカルも普通に出るので、手数の多さでストレスも減りやすい。
重騎士はキャンプと戦闘中にDODGEバフがあり、回避力が非常に重要な地位を占めるこのゲームではパーティー全体の防御力を上げる要。
ガードで瀕死の味方を守ってダメージ分散できるし、一部のボス戦では重騎士がいないと話にならないものも多い。
回復役は修道女か神秘主義者となりますが、自分はやはり安定感のある修道女が好きです。
神秘主義者のムラッ気は回復しすぎなところもあるし全く回復出来ないときも多いし。
それに平均回復量も修道女が多い。
気絶攻撃も強いですし。
入り江と廃墟では毒・アンデッド特化の「ペスト医師・(回復役)・忌まわしき者・クルセイダー」もオススメ。
全員回復技を持っているし、クルセイダーでストレス回復も可能。
使いづらいヒーロー
石弓射手、没落者、墓荒らし
このゲームに慣れてない時は使ったことありますが、ゲームを進めていく内にこの3人を使うことはなくなりました。
石弓射手は攻撃役としても回復役としても微妙。
ペスト医師に比べると攻撃も回復も負けます。
没落者は命中率低く技も普通。
ストレスヒーラーにもなれるクルセイダーに比べると、微妙。
墓荒らしは典型的な中衛役ですが、追い剥ぎの攻撃力には適いません。
ベストトリンケット
数あるトリンケットの中で、最もオススメなのが…
アンコモンの偽りのマント!
アンコモンという手に入れやすいレアリティの割に、DODGE+15という通常版においては最高の回避力を誇ります。
このゲームはダメージだけでなく追加効果の影響が非常に大きいので、防御力よりも回避力が非常に重要です。
当たらなければ敵のクリティカルもストレス攻撃も何も無し。
気絶レジスト-20%というデメリットもありますが、回避すれば気絶することも無し。
シャンブラー戦以外の最初から最後まで、難易度Stygianでも大活躍です。
4人分集めて全員に装備させましょう。
なお最もレアなトリンケットは「魅惑のゴブレット」となります。
これは廃墟に登場するボーンクーティアシリーズが落とすらしいですが、英語のネットで調べると戦士レベルでしか落とさないらしい?
ただでさえ落とす可能性低いのに、戦士レベルではボーンクーティアの出現頻度が減ります。
集める場合はせめて戦闘終了前に光量0にして倒しましょう。
結局、私は一回も手に入れられませんでした…
ボス攻略
ネクロマンサー
ペスト医師・修道女・賞金稼ぎ・クルセイダー
弱いので組み合わせは何でもいけます。
ムーブレジストも低いので、賞金稼ぎで引っ張り出して殴る戦法を取りました。
プロフェット
神秘主義者・クルセイダー・クルセイダー・重騎士
クルセイダーが信仰の防壁した後は、2人で2⇔3を聖槍でクルクルと。
道中の後衛アンデッドにも集中攻撃が出来、ストレスヒールも出来るので探索も優秀なパーティー。
重騎士は瓦礫のガードとカウンター攻撃、補助スキル。
神秘主義者は回復と弱体化です。
スワイン
神秘主義者・犬使い・賞金稼ぎ・重騎士
神秘主義者は回復、マーク、弱体化と忙しく立ち回ります。
賞金稼ぎと犬使いはマーク付与してから集中攻撃。
重騎士はマークを付けられた相手をガード。
大きい方から倒すように!
死肉
修道女・犬使い・攻撃役・荒くれ者
弱いので組み合わせは何でもいけるかと。
犬使いの全体出血攻撃がダメージソースです。
毎ターン変わる敵の弱点を攻めるため、射程が広く出血攻撃できる荒くれ者がオススメ。
セイレーン
古物収集家・修道女・他攻撃役
セイレーンは弱体化耐性の弱いものを優先して魅了してきます。
古物収集家を魅了役にしておきましょう。
全体攻撃が多いので、カウンター戦法も良いでしょう。
クルー
修道女・ジェスター・追い剥ぎ・クルセイダー
敵のダメージ攻撃は弱いですが、回復力が非常に高いのでどのキャラもダメージ攻撃が出来るものを。
敵は毒に弱いですが瀕死プラーに毒の効果が出るのはターン最後なので、毒戦法以外で。
前方に引き出されることも多いので、修道女のスキルは前衛でぶん殴れるものを入れておきます。
ハグ
修道女・ジェスター・重騎士・荒くれ者
敵は1+2と3+4。
2,3を攻撃できるキャラが必要です。
出血に弱いので出血攻撃出来る荒くれ者やジェスターがおすすめ。
「釜にお入り!」は結構回避出来るので、回避率上げましょう。
重騎士がいるとキャンプスキルでも戦闘中のスキルでも上げられます。
ブリガント砲
神秘、犬使い・賞金稼ぎ・荒くれ者
通常ボス戦では最も初見殺しであり手強いボスです。
3or4に出てくるマッチマンの確実な撃破が鍵。
撃破できなければターン最後に「BOOOOOM!」で全員デスドア→次ターン最初にブランケットファイア(全体弱攻撃)でデスブロー。
本体はマーク付与+犬使いと賞金稼ぎがダメージソース。
神秘、犬使い、荒くれ者はマッチマン撃破を優先。
トリンケットはACCとDMGの増加を優先。
倒しきれなかった時用に、賞金稼ぎには気絶+シャッフルの「閃光弾」をセットさせておきます。
シュリーカー
回復役・ジェスター・追い剥ぎ・重騎士
敵は1+2もしくは3+4を移動。
回避が高く、1ターンで3回も攻撃。
4ターン最後に逃げる。
攻撃回数が多いのでカウンターが有効です。
ジェスターの技で味方のACCを高めましょう。
敵の行動回数が多いので、DODGE下げる弱体化はすぐに解除されます。
トリンケットはDMGとACC増加を優先。
ブリガントウルフ
修道女・犬使い・賞金稼ぎ・重騎士
道中もボスもかなり強いです。ダーケストダンジョンレベル。
重騎士は毎ターンガードしてPROTを高めまくって、ボムから味方を守るので必須。
マーク付与して、賞金稼ぎと犬使いでボスを攻撃します。
道中は短いですが戦闘回数は多いです。
全体攻撃する雑魚がほぼ毎回登場するので、神秘主義者よりも全体回復できる修道女が良いでしょう。
全てのアイテムを入手したいならスコップはMAX持っていきます。
祖先シリーズが出ることも多く、ボス戦後には余裕ある限り隅々まで回ってみましょう
シャンブラー
修道女・ジェスター・追い剥ぎ・重騎士
強制的に光量0で戦闘。
戦闘中に光量を上げることも出来ません。
トリンケットは光量関係ない、もしくは光量低いと強くなるものを選びます。
かなり強いですが祖先シリーズ全種類集めるには避けて通れない関門。
光量0・戦士(チャンピオン)では通路でよく出会えるので、重騎士のDODGEキャンプスキルが付いている間に狙いましょう。
また、全体毒・出血攻撃をしてくるので、ダンジョン突入前に包帯、毒消しを6個ずつ持ち込んでおくことを奨めます。
奇襲扱いで戦闘直後にシャッフルされるので、犬使いより攻撃しながらムーブ出来るジェスターがオススメ。
無限湧き+毎ターン強くなる子分が強力です。
攻撃が当たるたびにPROTと攻撃力が高くなるので、強くなりすぎる前に処理したい。(出来れば強化2回目直後に)
本体は全体弱攻撃ばかりなので、カウンターをダメージソースにします。
子分の攻撃は当たらなければ強化もされないので、DODGEバフが出来る重騎士はやはり重要。
子分を瀕死にして、1,2回強化されたら処理するのが基本の流れ。
修道女の気絶スキルもたまに効くので狙いましょう。
ダーケストダンジョン攻略
1回目
修道女、ジェスター、追い剥ぎ、重騎士
雑魚は異形と出血が多いです。
毒と出血は普通に効きます。
ボスは全体シャッフル攻撃が多いです。
射程の広いヒーロー、カウンターが有効。
2回目
修道女、犬使い、追い剥ぎ、重騎士
ダーケストダンジョン4回の中で最も難しい。
敵の強さは1回目とあまり変わらないか強くなるのに、トリンケット枠が圧迫されるので。
雑魚は1回目とほぼ同じで異形と出血。
でもボス戦では毒攻撃が多くなるので、包帯だけでなく毒消しも持ち込みます。
1回目で得られたトリンケット3つでボスの攻撃をガード。
1つ足りないのでガード役が必要です。
犬使いは2ターンしかガードの効果がありませんが、重騎士は3ターン保つので、基本は重騎士をガード役とします。
間に合わなければ犬使いがガード。
修道女以外にトリンケットつけるのが良いでしょう。
ボスは前衛への攻撃が多く、前衛が前衛を守ると回復が追いつかなくなります。
ボスの無駄撃ちも多いので、やはり追い剥ぎのカウンター戦略が強いです。
3回目
ペスト医師、修道女、犬使い、荒くれ者
雑魚はビースト+異形、毒攻撃。
ムーブが多いので、スキル構成はどの位置でも対応できるように。
ボスとは何回も戦うことになります。
ボス戦は1+2+3と4。
戦闘が長引くとテレポートさせられますが、与えたダメージはそのままなので戦い全てが無駄になるわけではありません。
3と4を同時に攻撃できるペスト医師の「ペスト爆弾」が非常に強力な攻撃手段となります。
ボスはProt有りでバフもしてくるので、出血・毒攻撃が出来ると楽でしょう。
道中の耐久力に不安なら、荒くれ者を重騎士に変えてダメージを分散させます。
4回目
修道女、ジェスター、追い剥ぎ(ディスマス)、クルセイダー(レイナルド)
ラスボスのみのダンジョン。
基本的に簡単ですが、長期戦となるのでストレスヒーラーは必要です。
実績制覇のためにも、ディスマスとレイナルドを参加させましょう。
第2形態で4番目に移動されるとなかなか攻撃できませんが…
難易度Stygianについて
敵のHPとクリティカルがアップ。
しかも86週以内に、ヒーロー死亡を12人以内に抑えないといけません。
通常難易度ですら難しいのに!です。
結局自分は72周目でクリアです。
奇癖を万全にするため最後の最後で無駄に時間を過ごしていたので、金は10万くらい余っていました。
最初期にヒーローが1人死亡してやり直した以外のやり直しはありません。
難易度が変わっても、攻略方法はダーケスト(普通)と全く変わりません。
このゲームの仕組み(回避力が重要、カウンター最強など)がわかっていれば、戦士レベル以上のダンジョン以外でデスブローの危機に陥ることは無かったです。(デスドアにはなった)
しかし最終のダーケストダンジョンは、どれだけ準備しても運が悪いと撤退する必要ありですね。
2回目の最初の戦闘、プリーストの「スティンガー」が犬使い(DODGE約50)に2回連続でクリティカル→出血→デスブロー!…あのねえ。
撤退のためにもう一人犠牲になって、また育成に時間がかかる…
運が悪いと普通に死亡者出るので、リゾルブレベル上げる以外で戦士レベルのダンジョンに行ってはなりません。
行っても極力戦闘は最小限にして、突破だけを狙います。
やりこみ記録
通常版で取れる実績は全て制覇しました。
最も面倒だったのが、「レイナルドとディスマスでダーケストダンジョンに入る」です。
勘違いしちゃっててどのダーケストダンジョンでも大丈夫かと思いきや、4回目だけなんですね…。
難易度Radiantでやり直し、結局このゲーム3週もしちゃったよ!
トリンケットも全部取ってやろうかと思いましたが、「魅惑のゴブレット」は諦めました。
海外の掲示板見てたら、プレイ時間300時間以上でようやく1個見つかったとかの記述が…