クロノクロス 考察 龍とツクヨミ編
雑記
頭がパーンとなりそうです
龍とツクヨミ
クロノポリスがタイムクラッシュによりBC10000年の時代に飛んだのはラヴォスが自分を守る可能性のために炎を引き寄せたのかもしれないと、キッドは語り、またそれに対抗するために星が別次元の別時代にあった龍人の都市、ディノポリスを同じ時代に引き寄せたのかもしれない、とも語っています。
その後ディノポリスはクロノポリスとの戦闘に敗れて、フェイトの持っている炎により自然をコントロールする装置の六龍は管理されることになります。そのほかの龍人はゲーム中にはほとんど出てきません。おそらく利用価値が無かったのでフェイトが彼らを「削除」したのかもしれません・・・
そして六龍たちはホームとアナザーの二つの世界を合わせて全て揃うように調節されます。(天龍は両方の世界にいるのかな?)
おそらくそうされた理由は、六龍が揃うと「時を食らうもの」となり時を改変するほどの力を持つようになってしまうからかもしれません。実際、6匹の龍の加護が揃うと死海にあるワームホールを抜けられるようになるので、6匹揃うことで時間に関係する何かしらの能力を持つということでしょう。
時は飛び物語が始まる14年前、ツクヨミはサラがセルジュの泣き声にひかれて分身を誕生させたことのひずみで、龍神への時間的封印が破れたのをきっかけに誕生しました。これはアルティマニアに載っている加藤氏の回答からの引用ですが、正直さっぱり分かりません。一体龍神の時間的封印とは何か、そしてなぜ時間的封印が破れることによりツクヨミが誕生したのか。
誕生したツクヨミはいわば龍神の間者のような存在として、龍を封じている炎を奪い去るためにヤマネコに付き従うようになります。
そして物語は始まり、ツクヨミはセルジュと蛇骨館で出会います。そのときツクヨミは元からセルジュのことを知っていて、何かしらの好意も持っている素振りを見せ、キッドはセルジュに破滅をもたらすというようなことも言っています。一体それはどういうことでしょうか?
おそらくセルジュのことを知っていたのは、ヤマネコがセルジュを待っていることを知っていたからでしょう。そしてセルジュに好意を持っている素振りを見せたのは、将来セルジュを利用してフェイトを倒させる計画なのですから興味を持ってもらうことに越したことはないからでしょう。後、キッドのことについてですが、自信は無いですが、ヤマネコがセルジュの身体を奪ったときキッドがセルジュの敵になるということを予知していたのかもしれません。
そして死炎山でセルジュを止めようとしたのは、フェイトの計画通りに進むと炎を横取りする機会が無くなるので、最もいいのはセルジュがそのままの身体ですぐに炎のもとへたどり着いてそのときに横取りすることだと考えたのかもしれません。
もしくはただ単純に、運命に振り回されつづけるセルジュに同情して更なる不幸を味わって欲しくなかったから、ということにも解釈できます。
その後ヤマネコになったセルジュの仲間になったのは、セルジュへの情と、彼を利用してフェイトに対抗させようとしたのかもしれません。
しかしそれなのに龍神の加護を得るときにパーティーから離脱したのは、マルチエンディングを見れば分かるように、フェイトが炎を先に手に入れることを防ぐためにダークセルジュを足止めする必要があったからと思います。
そしてクロノポリスに行くには龍の加護とセルジュの身体が必要と言った事を後悔したのは、最初プレイヤーはヤマネコの味方が情によりヤマネコに対抗するやつらに手助けするような情報を与えたからだろう、と考えます。しかし実際はセルジュを命がけでフェイトと戦わせて炎を奪う計画であり、その後龍神たちからも敵としてみなされることを知っていたからだったのでしょう。つまるところ、セルジュに味方したことを後悔したのではなく、セルジュを困らせることになることを後悔したのだと思います。
フェイトが倒れた後、ツクヨミは計画通り炎を奪い去り、龍神は次元を超えて合体します。フェイトがすでに消滅しているホームの龍は炎による力の制約を受けていなかったかもしれませんが、フェイトがいる状態でアナザーに行くと炎で力を抑制されてしまうので今までは次元を超えていなかったのかもしれません。
ではどうやって次元を超えたのかというと、それは元から龍たちは時間に関係する何かしらの力を持っていた、としかわかりません。
龍神たちはこれまで苦しめさせられてきた、星の敵である人間に復讐しようとします。
しかし彼らはセルジュたちに負け、その負の感情は次元の彼方にある「時を食らうもの」にとりこまれることになります。
ずっと疑問でしたが、なぜ龍神が合体したものが「時を食らうもの」という名前なのでしょうか?
龍神はすでにBC10000年のときに時を食らうものに飲み込まれています。だからそのことをプレイヤーに暗示するかのように、「龍神」ではなく「時を食らうもの」という名前になっていたのかもしれません。
では龍に関しての疑問を終わりに、龍の涙について考えてみます。
まず龍の涙についての情報をまとめてみます。
・龍の涙はガルドーブに人と龍の共生の証として授けられていた。
・記憶を書き換える能力がある。
・身体を作り直すことが出来る(?)。この能力を使うと龍の涙は壊れてしまう。
・時を食らうものの口の中に龍の涙っぽいものがある。
・相反する二つの愛と憎しみの涙の破片を合わせるとクロノクロスを作ることが出来る。
龍の涙でクロノクロスを作ることが出来る、ということはつまりガッシュの計画に龍の涙は必要不可欠だったんですね。そしてそれには愛と憎しみの龍の涙を作る必要があり、そのために世界を二つにわけて、両方の世界で龍の涙を使わなければならなかったのです。
ただ二つの龍の涙の破片を組み合わせるだけではクロノクロスは作れません。「愛」と「憎しみ」が必要だったのです。憎しみの涙の破片はヤマネコがセルジュと精神を交換するときに生まれ、愛の涙の破片はセルジュが元の姿を取り戻すときに生まれています。
憎しみの涙の破片はヤマネコのセルジュに対する憎しみとセルジュのヤマネコに対する憎しみの感情を吸収し、愛の涙の破片はセルジュの仲間たちへの愛を吸収したのかもしれません。
そもそもこんな強力な力を持つ龍の涙とは一体何なんでしょうか?
おそらく作られた場所は、龍神が合体した時を食らうものでしょう。龍神がクロノポリスを襲うとき口をあけますが、そのとき龍の涙にそっくりなものが口の中にありますし、オープニングムービーでは龍の涙とそれが続けて映し出されます。なので龍の涙は龍神が作ったものでしょう。
ということは龍神が時に関する能力を持っているのと同じように、龍の涙も時に関する何かしらの能力を持っているかもしれません。そう考えるとセルジュが身体を取り戻すときのムービーにも辻褄が合うように思えます。あの時は単に身体を変えたというより、セルジュの記憶からセルジュが生まれたときを遡っていったような感じでしたからね。しかし精神を交換するときは「時」が関わっていないように思えますが、まあやっぱり不思議なアイテムとしかわかることは出来ません・・・
ではそんな龍の涙でそうしてクロノクロスを作ることが出来るのでしょうか?
その前にまずクロノクロスについて知らなければなりません。そのために星の塔でのクロノクロスを説明を載せます。
クロノ・クロス……
メロディとハーモニィ……
時空を超えて、
人の想いをひとつにつなげる゛もの゛……
記憶をうけ渡す゛もの゛……
エレメントとして使用することにより、
6つのエレメントの音をひきだし、
いやしのハーモニーを生み出す……
世界の音をひとつによりあわす゛もの゛……
ここでの「記憶を受け渡すもの」とは、ヤマネコとセルジュの記憶を交換したときの能力を示しているのでしょう。そして「時空を超えて人の想いをひとつにつなげるもの」とは、カオスフィールドでクロノクロスを使ったときに別時間軸の仲間を仲間にすることが出来ることでしょう。ということはやはり龍の涙には記憶に関すること以外にも、時に関する能力も持っていたのだと思います。
記憶というのはほとんど精神に似たようなものです。そして世界を調停するには全ての生命の想いを調停することですから、精神と時を変えるという龍の涙こそが世界の調停に必要不可欠だったのでしょうかね。
正直クロノクロスのことはまだまだ良く分からないので、今のところはこれで置いておきます・・・
クロノクロス 感想
考察 フェイト編 前半
考察 フェイト編 後半
考察 ラヴォスと炎編
考察 ガッシュ編
考察 物語の終わり