漫画版うつろわざるもの 感想

うつろわざるもの〜ブレス オブ ファイア4〜   作 壱村仁
 2000年に発売されたPS1ゲームの「ブレスオブファイア4」を、2007年に漫画化した『うつろわざるもの』の感想を書いてみます。
 2000年のゲームを2007年に漫画化するって、カプコンは一体どういう意図を持っていたんだろうか…。ブレス5でも2002年発売なのに。wikipedia見ると、携帯電話アプリのベースが全て4になっていることも関係しているのでしょうか。
 

うつろわざるもの~ブレス オブ ファイア IV~ コミック 1-5巻セット (BLADE COMICS)
(2010/05/10)
壱村仁

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 全5巻ですが、記事は一つだけです。
 ストーリーの感想もがっつり書こうと思えば書けるのですが、ゲーム持っているからそちらでいつか書こうかと思います。ですので、この記事では漫画版の総評のみです。
 
 漫画版は全体的にゲームのメインストーリーにかなり忠実であり、絵も丁寧なので、メインストーリーのみを楽しみたいとか思い出したいとかという人にはオススメですね。
 RPGなので戦闘シーンもありますが、ほとんどボス戦のみです。ストーリーを追うことがメインなので一戦闘の長さは短めですが、敵デザインとかはかなり上手い感じです。
 確かゲームでは主人公のリュウは喋りませんでしたが、漫画版ではそこそこ喋ります。ですが無難な巻き込まれ型キャラに仕立て上げられているので、違和感はありません。リュウが謎を追うように、読者も謎を追っていけるでしょう。
 ブレス4が鬱ゲーと呼ばれる所以のシーン、呪砲発射とか人工的うつろわざるものとかのシーンはやっぱりあります。漫画版だと登場人物の表情とか、会話の間とかもちゃんと描いているので、ゲームよりも感情移入しちまって辛いっす…。でもゲームのような淡々とした中での想像される苦しみとかは、あまり感じなかったかもね。(描写しきらないほうが妄想膨らんで恐ろしいときもあるよね)
 ラストシーンはゲームと少し違うかも?でも大筋は同じだと思います。5巻表紙の、リュウがフォウルの家来になっているような絵面は一体なんだろうか…、こういうことになっても良いかもね!
 ストーリーにかなり忠実なので、もう少し作者オリジナル的なシーンもあってよかったようにも思いましたが、でもやっぱり漫画として良いものでした。
 最後に、ニーナ可愛い! 

漫画

Posted by YU