serial experiments lain 13話 感想&総括
雑記
ネットの発達により個性的な人が色んなことを発表できるようになると思いきや、普通の人たちの同質化が進んでいる、らしい。
serial experiments lain lif.05 [DVD] (1999/01/22) 清水香里 |
Serial Experiments Lain: Complete Series [Blu-ray] [Import] (2012/11/29) Serial Experiments Lain |
layer:13 Ego
最終話です。副題は、『自我』
この物語(存在?)の根幹を司る副題ですね。
必死でありすを助けようとしたレインですが、それでもありすに拒絶されるシーンは辛いですね…。
その後には「ALL RESET」、そしてなぜかハッピーエンドっぽい雰囲気でレインとそれに関わる事象が存在しない世界が描かれる…。
たとえレインがリセットしたとしても、時間は戻らないんじゃないの?と最初は思いましたが、全ての事象を『情報』に分解して考えると、ああいうことができた理屈もわかります。というか、視聴者が見ている「serial experiments lain」ってのも、『情報』ですからね…
2次元世界は表層的にはこの世には存在しませんが、情報という究極的な意味では、この世に存在する。神は存在する、なぜならさっき神という言葉を使ったり考えたりしたから。
岩倉レインとれいん(?)の会話は中々難しくて、理解するのが大変です…。
玲音はどこにでも偏在しているもの。玲音はじっと見つめるもの。玲音は神様なんだよ
一目見たときは、あの新しいれいんはこの物語を終わりに導いてくれる使者のように思っていましたが、ますます玲音に迷いをもたらしたりして、一体何なんだよ!と思いましたわ。「もういい!」と叫びたくなるくらい。
どうでもいいかもしれないけど、どうしたらいいんだろうか、と考えざるを得ない?
ラストのセリフと、アバンのセリフが このアニメで描きたかったことなのだろうと思います。
認識とか、情報とか、存在とか、そういう類のこと。情報工学が発達することで、より人間を情報らしい情報として変化していくことを実感できつつある、そんな時世に生まれた作品。
こういうテーマを扱ったものは、中々見られませんね。
総括
ゲームも体験してから書いてみますわー。