2015年大峰山脈北部縦走 3,4日目 弥山、釈迦ヶ岳

2015年のゴールデンウィークに、4日間かけて大峰山脈の北部を縦走しました!
3日目は行者還避難小屋から釈迦ヶ岳西側登山口まで。
この日は行動時間長いですが、後半はそこまでアップダウン多くないので、そこまで疲れませんでした。
食料も減って荷物は軽くなっていますしね。
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1日目 吉野~山上が岳手前
2日目 山上が岳手前~行者還小屋
3日目
今日の行動地図。
最悪大雨の中を歩くのかな、と覚悟を決めていましたが、霧雨程度で済んだので助かりました。
個人的には晴れ晴れとした天気よりもどんよりした天気の方が、なんとなく大峯山脈に合う気がします。
弥山山頂まではそこそこ長い時間歩きましたが、特に見るものは無く…ただただ単調に歩き続けます。
弥山(1895m)には営業小屋とキャンプ場があり、大峯山脈登山の核心地となっているようですね。登山者は多いです。
ちなみに山頂は少しだけ離れたところにあり、神社が建っています。
弥山から半時間ほどで、近畿地方最高峰の八経ヶ岳(1915m)に到着。
完璧なガスなので展望は一切無し。弥山よりかは人は少ないですが、来る途中にすれちがう人は多かったです。
景色の良さは、他の人の記録を見るがヨロシ…。
八経ヶ岳以南からは人も少なくなり、静かな登山となります。
ずっとガスで展望が無いので、大きな山の中を歩いているのに何だかずっと自分だけの世界にいたような気がしました。
人にも会わないし…まるで修行しているようだ!
楊枝の宿避難小屋は少し小さいものですが、休憩には良い場所です。
稜線上には鳥の水という水場がありますが、水量は多くないです。この時期はありましたが。
釈迦ヶ岳近くまで来ると険しい道も多くなってきます。いくらか鎖場もあり、ちょっと怖いところもあります。
釈迦ヶ岳(1799.6m)にはその名のとおり大きな釈迦像が建っています。
ガスが無ければ景色も良さそうですが、風が寒くて居心地はあまり良くはありませんでした…。
ちなみに私が来たときには大きな鹿が近くにいました。奈良県の鹿は山の中でも人間を怖がらないのか!?
釈迦ヶ岳からの下山ではよく東側の前鬼に下るルートをとる人が多いですが、バスの本数は西側の旭のほうが多いようなので、私は西側へ下っていきました。
釈迦ヶ岳西側には千丈平というちょっとした平坦地があり、ここでキャンプできます。また、かくし水という水場がありますが、ここは結構水量があり年中水を補給出来ると思います。
下山道は少し踏み跡が薄くなるだけで、傾斜はきつくないし歩きやすいのでどんどん下っていけます。
ただ一部崩壊地を横切るところがあるので、そこは要注意かもしれません。
釈迦ヶ岳登山口に到着し、これにて登山は終了!
登山口には沢があり、ここで水を補給できます。しかしここの水が異常に冷たくて、美味しかったです。
鎖で閉められた林道の奥には空き地があり、ここでテントを張って寝ました。
3日目
累積標高差:登り約1400m、下り約1700m
行動時間:11時間30分(休憩含む)
4日目
4日目はただ舗装林道を歩いて帰るだけです。コースタイムは4時間半となっていますが、結局5時間以上かかりましたよ…。
どうせなら早く帰りたいので、朝8時頃のバスに間に合うように起床して出発。
真っ暗な中を歩いて行きますが、意外に車は通ります。釈迦が岳を目指しているのでしょう。
旭ダムには発電所があり、大きな施設が多いです。見ていると面白いのですが、やはり歩行時間が長すぎて少し飽きました。
集落を通り抜けて国道に出て、バスに乗って五条駅まで行き、電車で帰りました。
新緑の美しさが良かったです。
4日目
標高差:下り820m
行動時間:5時間10分
というわけで、2015年のゴールデンウィークの登山は終了。
夏はどこ行こうかな。バイクツーリング&信州の日帰り登山になるかな。