2011年白山連峰縦走 1日目 石徹白~神鳩ノ宮

白山連峰縦走
 2011年9月7日から11日にかけての4泊5日で、白山連峰の登山道のある山脈を、南の端から北の端まで歩いてきましたよ。
 本当は6泊7日くらいかけて常念山脈を縦走していこうと思っていたのですが、予定がどうしても合わなかったので急遽白山を縦走することにしました。縦走開始の1.5日前に思いついたので、準備にかなりバタバタしましたよ…。
 信仰の山として有名な白山ですが、登山道は多くありいろんなコースを楽しめます。最も短い砂防新道を用いると日帰りも可能ですが、やっぱり私は端から端まで歩くのが好きなので、今回は南の石徹白から白山山頂と三方岩岳を経由して北東にある白川郷に下山するコースを歩きました。
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1日目 石徹白~神鳩ノ宮避難小屋
1日目2
1日目1
 
 1日目は名古屋駅から美濃太田駅まで行き、そこから長良川鉄道に乗り換えて美濃白鳥駅まで行き、石徹白行きの路線バスに乗って終点の上在所まで行きました。今回の縦走の起点はこの、石徹白にある白山中居神社前の上在所となります。
 美濃白鳥駅から石徹白行きのバスは、郡上市のホームページで調べることができます。日曜日は運休です。
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 白山中居神社からは、普通自動車も普通に通れる舗装林道を歩いていくことになります。林道奥には石徹白の大杉という国指定の天然記念物があり、観光客はこれを見るために車で林道を通ることになります。
 神社から石徹白大杉の駐車場までは、ガイドブックによると徒歩で2時間20分です。
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 林道脇には清廉な渓流が流れ、山側には冷たい水が滴っているなど、歩いていると水の美しさを体感できることになるでしょう。それに、奥に行けば樹間から白山脈主稜線も垣間見ることができます。
 ただ、やはり舗装路を長く歩き続けたので、足の裏が痛くなってきました…。最初はいい天気でいい景色だったので楽しかったのですが、三分の二くらいからは結構しんどくなりましたよ!
 で、しんどくなった足を我慢して進むと、石徹白大杉駐車場です。
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 駐車場には車を20台駐車出来、休憩所・トイレ・水場があります。ここから石徹白大杉までは少々長い階段を登っていきます。
 石徹白大杉は天然記念物に指定されてるだけあってかなり大きいですが、上を見上げると葉が広がっている!というわけではないので少々迫力が無いか?でも、この大杉の近くにある杉もかなり大きなものばかりなので、大杉の森として見ると面白いかも。
 ちなみに、石徹白大杉近くにも水場はあります。ここから本格的な登山道となります。
 
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 登山道の状態は、まあ普通かな。階段のようなものはほとんどありませんが、歩きやすいです。大杉から尾根上に登り、そこからずっと尾根を登っていって白山主稜線を目指します。
 登るにつれて植生はブナ林へと変わっていき、さらに登ると木々の高さも少しだけ低くなり展望が開けてきます。
 写真→↑は大日ヶ岳方面、写真←↓は銚子ヶ峰辺りから伸びる尾根、写真→↓は銚子ヶ峰方面です。
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 急登を何回か繰り返すと傾斜が緩くなり、さらに進むと今日の寝床、神鳩ノ宮避難小屋です。
 避難小屋前には椅子とテーブル、100mほど下ると冷たい水場があります。中にはトイレ・燃料やその他いろんな道具が置いてあるなど、綺麗な避難小屋です。
IMGP2890.jpg というわけで、白山縦走1日目はこれで終了。歩行時間自体は短いですが、石徹白までの公共交通機関のことを考えると、この小屋に泊まるのがベストでしょうね。
 昼間は暖かくてシャツ1枚でも大丈夫だったのですが、飯を食うために夕方に外のテーブルでいると結構寒かったです。防寒着2枚も着ましたよ。名古屋はまだ暑いですが、やはり高標高地域ではもう秋が来ようとしているんだなあと実感しました。
今日の行動時間:4時間5分
累計標高差:約840m

2日目 神鳩ノ宮~南竜に続く。

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Posted by YU