氷ノ山登山 氷ノ越コースと仙谷コース
2019年10月20日、兵庫県養父市と鳥取県若桜町との県境にある200名山の1座、氷ノ山に登ってきました。
コースは多くありますが、自分は西側の若桜町側のルートを使いました。
登りに「氷ノ越コース」を使い、下山に「仙谷コース」を使いました。
登山ルート
氷ノ山登山ルートの概要は、養父市観光協会が発行したものなど、ネット上に多くあります。
西側の若桜町から登る場合、どのルートも氷ノ山キャンプ場・スキー場辺りが登山口になります。
ピストンしてもいいですが周遊しやすいので、登りと下りのコースを分けたほうが楽しいと思います!
登山口(氷ノ山キャンプ場)
氷ノ山キャンプ場は、登山目的でも駐車自由・無料です。
綺麗なトイレや水場もあって助かります。
ありがたく使わせてもらいましょう。
10月の日曜日という登山に好適な日でしたが、駐車場がいっぱいになるほどの登山者はいませんでした。
氷ノ越コース(登り・初心者向け)
氷ノ越コースは、峠の氷ノ越までは単調な登りが続きます。
杉林の中を、歩きやすい登山道でガンガン登っていきます。
標高を上げていくと植生も変わってきます。
広葉樹なので紅葉や新緑を楽しめます。
峠の氷ノ越に到着!
氷ノ山越避難小屋と、稜線と谷に続く十字路になっています。
氷ノ山の山頂を目指す場合は、南側の稜線を辿っていきます。
稜線は広葉樹が多く、歩きやすくて傾斜も緩いので、山歩きを存分に楽しめます。
ただ、この日は下界の天気予報だと降水確率10%ほどだったのに、小雨になってしまいました…
おかげでずーっとガス!
仙谷コース分岐を越えたら山頂へは階段が続くことになります。
傾斜はちょっとありますが、道はかなり綺麗に整備されているので、危ない箇所は皆無です。
階段を登り切ったら、避難小屋が建つ氷ノ山山頂(1,510m)に到着!
周辺は高木が無いので大パノラマが望める…はずなのですが生憎のガスです。
しかも風が吹いて寒かったので、避難小屋内で休憩と軽食をして、早々に下山開始しました…。
登りの時間は、90分でした。
氷ノ越コースは最初から最後まで歩きやすくて危険個所が皆無なので、ファミリー登山に最適です。
登山前日・当日などに麓のキャンプ場に泊まったりすると存分に山を楽しめるでしょう!
仙谷コース(下り・注意必要)
下山は仙谷コースを使いました。
なお2019年10月時点の情報ですが、2017年9月の台風によって仙谷コースが変化しています。
道行く氷ノ山登山常連の方も「道が変わっている」と言われてました。
このコースを歩くのは人生で初めてですが、仙谷コースは氷ノ越コースに比べると歩きにくくて危ないです。
豪雨の時や初心者を連れて歩くのは、避けるべきです。
仙谷コースは沢を横切る「徒渉」が多いです。
靴を水中に漬けないといけないような箇所は無いですが、湿った岩の上を歩くので滑りやすくて少し危ないです。
また、コースを示す赤テープがところどころに付いてます。
しかしちゃんとそれを探してコースを見極めないと、変な場所や危ない場所を歩いてしまったりしてしまいます。
少ないですが、「鎖場」もあります。
凹凸の多い箇所だから鎖に頼らなくても通ることは可能ですが、湿った岩場なのでちゃんと使ったほうが安全です。
慎重に行けば難しいわけではありません。
仙谷コースは徒渉や鎖場や急傾斜な道など、全体的に「少し危ない」登山道となっています。
通る時はちょっと覚悟したほうが良いでしょう。
しかし沢にかかる広葉樹が綺麗だから、紅葉や新緑の季節だと景色を味わいながら楽しく登れるコース、でもありますね。
下山口は、無雪期では草原になっている「氷ノ山スキー場」です。
登山口のキャンプ場駐車場までは、道路を通って戻ります。
氷ノ山の山頂~仙谷コース~氷ノ山キャンプ場は、90分でした。
今回の氷ノ山登山は生憎の小雨で山頂の景色を楽しめませんでしたが、久しぶりの登山で大きな失敗なく終えられたので満足!
下山後は「若桜ゆはら温泉ふれあいの湯」
氷ノ山キャンプ場から若桜中心部の間にある日帰り入浴施設、「ふれあいの湯」に入りました。
料金は400円、ボディソープのみあり。
浴室は小さく、サウナや露天風呂は無いですが、施設が新しいので綺麗です。
休憩所も広いので、登山後の疲れをのんびりと癒せます。
地元の人からも愛されていそうな、居心地の良い温泉施設でございました!