分裂ガール感想
じゃあまた感想を書いていこう
今回は分裂ガール
暗くてどんよりしてウボァな気分になるRPGです。
ひたすら10階上の地上を目指すゲームなんですが、結構すぐに終わります。
よかったらプレイしてみてください。
じゃあいつものように
・戦闘
このゲームはツクールで作られていますが、基本戦闘とは大分違います。結構改造とかしたんでしょうか。最初は少し分かりにくかったですが、慣れればなんとかやっていけるなんて感想をもつほど、戦闘に関しては作者のこだわりが見えます。
行動回数や行動値、場の属性値、ユニークスキルなどといった従来のツクールにはあまりないこの戦闘システムは高評価です。
このゲームではアイテムはほとんど敵から入手するものですが、別に強いアイテムを取ろうとするのにはあまり苦労しません。なぜなら、狙ってアイテムを手に入れることが可能だからです。アイテム取得システムには、ノーダメージ、一ターンキル、瀕死、運の四つの条件でそれぞれアイテムを得ることが可能だからです。ちなみに得ることの出来るアイテムは、コマンド中で見えます。このおかげで楽しく快適にアイテムトレジャーと化すことが出来ましたね。まあそれでも全アイテム入手は面倒くさかったですが。
戦闘の難易度はちょうど良かったです。敵にやられたり余裕で勝ったりして、結構スリルはありました。冒険中盤で「放電」の有用性に気づいてからは、もうずっとその技使ってました。まずエルテの魔力を装備であげてから、放電連続で大抵の雑魚には勝てます。
ちなみにfaint効果のある技を使うのもオススメです。終盤の硬い雑魚ですら即死できますから。
・・・しかし雑魚には余裕でしたが、ボスには苦労しました。ボスは大抵連続攻撃するので、それで分裂が剥がれて攻撃手段を失う、なんてことがありまくりです。そういうときはおとなしく、普通の武器に代えて戦ったほうがいいですね。そのときは「ひたすら砕く」がいいです。
でもまあこいつは本当に強すぎです。相手の能力とELM下げまくっても「試練」に耐えることが出来ません・・・もうあの技は即死攻撃だと割り切ったほうがいいのでしょうか。でもあの技2,3、ターン目で来ることが多いからなあ・・・
一回勝ったことがありますが、あれはほぼ運でした。試練が一回もこなかったので先手必勝でダメージを与えまくって5ターンで倒しました。試練に耐えながら勝つ方法なんてあるのだろうかと疑問に思います。
・ストーリー
多分このゲームが有名なのは、ラストの衝撃的な展開でしょうね。伏線と謎が全て回収されていく爽快感と真実の残酷さ、この二つのギャップがなんともいえない感じを生み出してくれました。
ここから下ネタバレ注意です
とりあえず人物をまとめてみると、
ナールテラー:ガルドテラーの父。テラー研究所の所長。研究所に薬物作成をさせて利益を得ていた。テラー研究所の悪事発覚時の裁判のとき薬物により幻聴などの障害があったので、エディニーベルの精神病院に入れさせらていた。エルテと大量殺人事件を起こしたが無罪。両方とも精神病院に入れられた。これによって死刑を免れた?
病院の中でエディニーベルの悪評を流し、いつか誰かがエディに復讐してくれることを望んでいた。
エディニーベル:エディニーベル精神病院創立者。リュクリシアの祖父。テラー研究所の悪事を告発した。
リュクリシアニーベル:エディニーベルの孫娘。灰色の髪をしている17歳。エルテティートに誘拐監禁暴行され記憶を失う。家族の期待に答えようとしたが、我慢が出来ずに発狂?エルテに地上付近で誘拐される?戦闘中に分裂スキルを行うが、実際分裂症の兆候はあまりない。「自分が何者かわからず、物語が進むにつれてさまざまな自分(例えばエルテティート、リュクリシア、エディニーベルの孫娘)の存在が現れる」という不定形な彼女を、分裂ガールとして表しているのかも知れない。
エルテティート:金髪の娘。ナールにいろいろそそのかされた哀しい人。分裂症あり。乞食だった?
エディニーベル精神病院:でかい。なぜか看護士がいなくなった。エルテ脱獄による避難?
そう、全てはナールの仕業だったんだよ!!
この物語はナールが動かし、全て彼の思惑通りに至った。それをやったのは皮肉にも主人公・・・
ていうか主人公かわいそすぎです・・・(´;ω;`) ブワッ.
家族から過度な期待をかけられ、エルテに拷問され、最後に実の祖父を殺してしまう・・・
こりゃ欝エンドだと言われてもしょうがない
最後に疑問点を挙げますが、主人公が言った「早くしないと日が暮れてしまうから!」の意味って何なんだろうか?病院の中だから今太陽が出ていることなんて見ることも出来ないし、外に出たらもう日が暮れてしまっているし。うむむ、わからない。
やりこみ記録
なし