タオルケットをもう一度2 感想
雑記
久しぶりにニコニコ動画に行って、フリゲ関連で何か面白いものあるかな~と探していたら、実況がでてくるわでてくるわ。
少し日本の民族性の変化について考えました。
私が思うに、日本人は昔から人前では建前を用意し本音を曝け出すのは本当に親しい人との間のみだったと思います。そういう土台があったからこそ、日本人は自分を表現するときに何か別のものを通してきたと思うんです。例えば、小説や漫画などのメディアのほとんど。そのおかげで、日本人はメディアを大いに活用してかなり大きな市場を生み出したのだと思います。
要するに、日本人は出来るだけ生の自分を曝け出すことはせずに、自分を社会に表現してきたのだと思います。
次の記事の雑記に続く。
タオルケットをもう一度2
なんつー鬱&グロだ
タオル3では多少の変態性やグロがありましたが、結果的には主人公たちが救われるというハッピーエンドでした。しかしタオル2はハッピー成分が一切ありません。
最初はまだほのぼのした雰囲気が味わえますが、主人公が宇宙人に捕まった後からはこれでもかというほどにグロと鬱展開が続きます。宇宙人はふざけたような姿をしておきながら、人間たちをバイオハザード並みかもしくはそれ以上の実験に使います。
主人公からクローンを作りまくって、「精度が上がってきている」だなんて言ってレーザー銃で撃ち殺します。そして自分たちの卵か何かを人間に寄生させ、その中で成長させて最後は人間を食い破って宇宙人の子供が体外に出てきます。必要の無い人間は、処理場なんていう場所でベルトコンベアと刃がついた機械でミンチにします。これまで進んできた下水道の水が赤かったのはこれのせいだ、と気づいたときは「うへぁ('A`) 」とリアルで言いました…
もうね…ホントに勘弁してくれと。しかも仲間も寄生生物によって食い殺されるし…。ラストの孤島の研究所じゃあ、結局人間たち全員死ぬし…。これで宇宙人に勝つる!だなんていう展開から一気に最悪の展開になっちまいましたからね。
ここまで進んできた主人公は、所詮クローンですので寿命もかなり短いです。そしてヒロインのぱりぱりうめも騙されて売春させられたりして、あげくには寄生された人間に食い殺されてしまうし…。
一体主人公とヒロインだけは救われるという、物語の決まりごとはどこにいったんだ!?と叫ばざるにえません。
ラスト、お互いが瀕死or死亡のときに主人公は心の中に行きます。心の中にある新しく出来た血塗られた扉を開けると、そこにはいつものようにベッドで起きる主人公の姿。なんだ…夢オチだったのか、と安心しきっていたら、次には異形の生物に取り込まれたようなぱりぱりうめと大量の血痕。
次の部屋に進むと、大量の異形のぱりぱりうめと広大なフロア。まるでゆめにっきのようですが、ゆめにっきにはこれほどまでの鬱とグロはありません。恐ろしさと申し訳なさと悲しみで気が狂いそうになりました。
そしてさらに進むと、顔のつぶれたようなぱりぱりうめがいます。そこで出てくる台詞がいちいちエロくて欝です。「白いの…取れない…」「初めてはあの人にあげたかった…」「痛い痛い痛い痛い痛い…」ウボァー('A`)
記憶喪失で彼女のことを思い出せなかった主人公。しかし心の中で様々なぱりぱりうめと思い出に出会うことにより、彼は思い出します。そして彼女と約束します。もう離れないと…
精神の中では彼らは救われました。しかし、現実に戻ってみるとお互いが血の中で抱き合って死んでいるだけ。え?これはなに?これってハッピーエンドなの?たとえ心で結ばれたとしても、結局彼らにはそれ以上の未来はありませんでした。
男が死ぬ、女が死ぬ、なんていうラブストーリーは巷ではよくありますがこれはそんなレベルのものじゃあないと思います。どんな物語でもどこかでブレーキをかけるのですが、このゲームはそこを突き抜けて一気にカタルシスへ突き進んでいます。どんどんどんどん悪い状況に向かっている様子、そのおかげでプレイを中断することなく一気にやり遂げることが出来ました。
なんというか、このゲームは見せ方が上手いと思うんです。ゆめにっきのように完璧に狂った様子も心惹かれるものがありますが、狂っていると見せかけて実はそれには意味があるっていうのもなかなか素晴らしいと思います。ここでの素晴らしいというのは、心が動くというだけで清々しい気分になるということからはかけ離れていますが。
そしてこんなゲームでも、やはりフリゲ紹介サイトでは「ほのぼのゲーム」として紹介されています。もうユーザーを騙すのはやめてくれ!これはほのぼのゲームユーザーだけはなく一般ユーザーからもドン引きされるほどのものですから!
やりこみ記録
・全アイテム入手
パーフェクト!!
タオルケット1 感想
タオルケット3 感想