『steam版』ふしぎの城のヘレン+(プラス) 感想と少し攻略

2019年10月20日

ふしぎの城のヘレン+(プラス)
Helen’sMysteriousCastle

開発:さつ

RPGツクール2000で作られた、元フリーゲーム『ふしぎの城のヘレン』がsteamに登場!
定価200円で、セールだと更に安くなる格安ゲームです。
プラス版では隠しダンジョンが加わっています。
グラフィック素材はほぼ全てツクール2000だからその辺りに独自性はありません。
プレイ時間はやり込んでも3~4時間と、短いです。
しかし、戦闘は面白いしギミックやストーリーも短くかつ魅力的になっています。
総評すると、非常に練り込まれた完成度の高いゲームでした。

戦闘について

heren0.jpg
戦闘では様々な武具を利用して、特徴的なモンスターと1対1で戦っていきます。
各行動には効果(攻撃力)、防御、行動速度が決まっており、主人公・敵共に相性を合わせながら戦っていきます。
弱いと思える武器でもそれぞれに特徴を持っており、終盤でも序盤の装備が通用したりと奥深い。
持てるアイテムは8つまでなので、自分なりにベストな組み合わせを考えないとボスを倒していけたりは出来ません。
プレイヤーの力量で戦闘の結果が決まるので、ボス戦はどれも面白かった!
なお、中盤からはロングソードSSが手に入ります。
ただこれは半分隠し要素みたいなものであり強すぎるので、面白い戦闘がしたいならロングソードSSは封印したほうが良い!
1周目はそれ無しでクリアしましたが、このほうがアンデッドナイト戦などが面白かったよ…

ストーリーについて

一言で言えば、箱庭探索型
広い世界を旅するのではなく、狭い世界『箱庭』の中の物語。
また、開始当初は主人公もプレイヤーもこの世界がどうなっているのか、自分は何者なのか分からずに進めていく『探索型』でもあります。
このタイプのストーリーはフリゲでもよく使われており、『洞窟物語』や『魔王物語物語』などもそうですね。
コンシューマーゲームでは『デュープリズム』もそんな感じか。(古いゲームばかりですまん)
その箱庭に強力な力が眠っており、開放されると世界がヤバくなるってのも共通点。
狭い世界だから最初から最後までを走りぬくことも早く、ここまで苦労してやってきたダンジョンを一気に走り戻るシーンでは感慨があります。
確かに同じ場所なのに、大きく変わっている。
このような方法で世界の変化を感じさせるのは、箱庭ゲームならではの演出ですね。
元はVIPRPG出展作品だからコメディ的なところもあって、クスっと笑えるシーンも多いです。
でもゲーム性には一切妥協が感じられません。
熱さと感慨を感じられるストーリーで、戦闘も飽きずに楽しめる、全体的に非常に完成度の高いゲームでした。

攻略Q&A

ネット上に完全攻略したサイトがあまり見られなかったので、自分なりに困りそうなところを記録しておきますね。

取り逃すと取れなくなるものは?

パワーバングルとマジックローブの強化。
各装備のSS化は最終盤にEXP99で出来ますが、パワーバングルとマジックローブは鍛冶屋でなければ出来ません。
アンデッドナイト戦後の、結界破壊前に行う必要あり。(最終盤は1回だけ可能?)
なお、パワーバングルは第5層で確実な短剣とのいずれか一方を選ぶことになりますが、ここでパワーバングルを選ばねばなりません。
確実な短剣は、隠しダンジョンで取りなおすことが可能で、SS化も可能。
鍛冶屋は15回戦闘すると再度鍛えてくれます。
ロングソードSSを装備して第2階層入り口で敵を倒していけば戦闘回数もEXPも溜まっていきます。
最終盤でEXPを溜めて99でSS化するより、鍛冶屋を併用しながら全装備SS化したほうが早い。
HPアップは全ていつでも集められるはずです。
グリフォン部屋の後ろの壺は分かりにくいので注意。
HPMAXは100。

アンデッドナイト戦後のアーディスの居場所は?

アンデッドナイト戦後、妖精と一緒にアーディスを探すことになります。
アーディス家の隠し通路の先にいます。
場所はここ↓
heren1.jpg
ノーヒントなので分かりづらい。

隠しダンジョンの入り方は?

heren4.jpg
最終盤、アーディス家の下方から入れます。
スタッフロール中にもヒントあり。

隠しダンジョンのおススメ装備は?

隠しダンジョンでは色々な特徴を持つ中ボスとアーリマンを、装備変更なしで倒していく必要あり。
自分は以下の装備で倒し尽くせました。
heren2.jpg
アーリマンは『腐食』で攻撃した武器の効果量を減らしてくるので、ロングソードSSは敵ターンに回らないタイミングのみ使用。
敵ターンに回りそうな時は、魔弓やスパークで攻撃か、ヒールで回復か、スパイクガードで防御。

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Posted by YU