四国遍路 33日目新居浜市~65番札所

33日目
朝食はうどん2玉。汁は手作り、というか醤油うどん。
この日はひたすら東を目指します。太陽が昇る方向へ、光ある方向へ、僕は進み続ける!
太陽が出るまでは少し寒かったです。もう10月中旬だからな…。遍路を始めたときはあんなに暑かったのに。
右側に山、左側遠くに海が見える状態がずっと続くので、最初は良かったけど途中で飽きてきたかな…。でもたまにうろこ雲が見えたりと、面白いものはやっぱり多数でしたが。
番外霊場延命寺はそれなりに大きそうな寺でした。休憩所があったので休憩もしました。またいつか番外霊場20も巡ってみようかな。
歩いていると、町中で山車を引いている人たちがたくさんいました。祭りをやっているようでした。電線に引っかかりそうになったりして大変そう。でも、それも楽しくやっているようでした。
ただひたすら東へ。あまり歩いた実感を感じられなかったりしましたが、阿讃山脈の西端が見え出してくると、「愛媛もそろそろ終わりかー!」という実感が湧いてきましたよ。
スーパーで愛媛最後の買い物を済ませました。米が無くなったので2kg買っておきました。荷物の重さがかなり増えたのに、負担になりませんでした。むしろ重心が良くなって担ぎやすくなりましたよ。自分の体力も上がってきたということかな?
65番への本格的な登りが始まる前の場所に戸川公園という、水を讃えた公園があります。広いしトイレあるし、もちろん飲み水もあるので、野宿地として良いかも。
65番までの道はそれなりに登りで、どんどん標高を上げていくことになります。樹間から展望が開けたりして、讃岐平野の一部が見えたりします。最後の霊場ももうすぐだ…!
65番札所三角寺は標高500mにある山寺。山門前の階段がなかなかきついです。三角の何かをお大師様が作ったのが由来だったかな?
65番後の道からは、88箇所で最も標高の高い場所にある66番雲辺寺がある山を見渡せます。明日はあそこを登るのかー…。
今日の野宿地は地元の建築会社が作った休憩所の傍ら。トイレあり。もうこの時期になると夕方は肌寒いです。季節は巡る…。晩御飯はレトルトカレー。
歩行距離:約34km
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伊予の狸話 (風ブックス (13)) (2004/11) 玉井 葵 |