四国遍路　15日目30番～33番札所

2012年9月25日

15日目

　朝食は昨晩食べ切れなかったししとうと高野豆腐とご飯。もうししとうはしばらく勘弁…。
　何回思ったか忘れたけど、早朝は気持ち良い。空気が澄んでいて景色綺麗だし涼しいしね！
　30番札所善楽寺はすぐ近くに土佐神社という大きな神社が併設されています。徳島の13番札所大日寺と阿波一ノ宮みたいです。神社巡りもいつかやってみようかな…。

　30番から南に向かっていきますが、高知中心街に近づいてきているだけあって、人通り多くなってきました。通学途中の学生もちらほら。でもやっぱり少々都会なだけあって、あまり挨拶されることは少なかったよ…（文句あるなら自分から挨拶しろよって？確かに）
　市街に近いといっても田園風景はやっぱりあります。31番は山の上にあるので、それまでの道もちょっとした登山道ですしね。
　31番札所竹林寺は名に「竹林」とありますが、竹林は無いようでした。五重塔が美しかったり、休憩所にお茶のお接待があったりして良い場所でしたよ。
　山から下りて、進んでいきます。山並みや池や海の景色が何とも綺麗です。

　32番札所禅師峰寺は海に近いけど山の上にあるお寺。津波対策なんだろうか？境内自体はそんなに広くないけど、桂浜方面に展望が開けているので、空や海の景色を楽しめる場所となっています。
　この日は早朝からずっと快晴だったので、この辺りで日射にまいって来た…。というわけでこまめに休憩取りながらゆっくり歩いていくことに。スーパーでおかずとプリンとジュースを購入。ばてているときにプリンを食べたりジュース飲んだりすると生き返るわ～。スーパーの商品は基本的に底値だから、コンビニなんかよりも気兼ねなくお金使えるのが良いですね。
　浦戸湾を渡るのには無料のフェリーを使いました。ここの待合室でおっちゃんから宿のお誘いを受けましたが、出来る限り丁重に断りました。時間があったのでそれでもまだ少々会話しましたが、その人によるとカナダ人の人も泊めたことあるそうな。何をどうしたらそんな遠くの人が四国遍路に興味を持つのだろうと思って聞いてみたら、日本の真言宗徒の人が外国に行ったときにお大師様の偉業とかを話すことがあるようで、そういうのがきっかけで興味を持つんだそうな。
　短い航行を終えて寂れた商店街を進んでいくと、33番札所雪蹊寺。オーソドックスな感じの境内です。しかし、雪なんて全く降らなさそうな場所にあるのに「雪」という文字が入っているのか…。

　この日は33番と34番の間で野宿。田園が広がるのどかな場所だけど、公園とか無いからどこで野宿しようかな～と探すのに少しだけ時間掛かりました。で、道路の交差点辺りにかなり小さな公園発見。公園と言ってもモニュメントとベンチとテント1張りほどの空き地があるだけなんだけどね。
　車通りは少ないので静かだし、沈みゆく太陽を美しく見ることが出来る、のどかで良い場所でした。夜には満天の星空も見えたし。晩御飯はえのきの味噌炒めと納豆とご飯。
　
歩行距離：約25km