愛知県 名古屋城とその周辺 観光
この日は暇なので、名古屋城とその周辺の観光スポットを巡ることにしました。最近寒いので、山登りに行けないからね…。
私は名古屋市に住んでいるので、観光は自転車でしました。自転車を漕いでいると暖かくなり、冬は気持ちいい。やはり、名古屋観光は糞暑い夏ではなくて冬にするのがベストかもね。
名古屋城
出発は、名古屋能楽堂前から。能楽堂前の広場は綺麗に整備されており、公園としても価値が高いような場所です。ここには加藤清正の像があり、背後には名古屋城がそびえ立っている様子を見ることが出来ます。
やはり晴れの日曜日だからか、名古屋城内には人が多かったです。別に身動き取れないっていうほどでは無かったですが。写真→は、西南隅櫓と名古屋城。よく写真で撮られる場所です。
内堀の様子も見学できましたが、かなり深さがあって圧倒されます。やっぱり写真で見るのと実物を見るのとでは、迫力が全く違いますね。後、堀の防衛能力なんかも再確認できました。
この後は二の丸庭園方面に行きました。城内に庭園があるなんて、少し変わっている?私は徳川園や白鳥庭園を見てきているので、二の丸庭園の庭園としての良さはそこまで感動するほどのものではなかったかな。ただ、天守閣近くは賑やかなのに二の丸庭園は人がほとんどいなくて、少し変な場所に来たような感じがあり面白かった。
庭園の後は、メインの天守閣に行きました。ついでに加藤清正が上に載って曳かせたと言われる巨大な石も見たりしました。
天守閣の中は色々な展示物があるようです。武具や名古屋城の歴史の紹介などがありますが、目新しいものはそんなに無い感じ。最上階まで行くと窓から四方を見渡せるようになっており、名古屋市を一望できました。「名古屋市を見守ってきた城」らしいです。
天守閣を行った後は城内の北西方面の見学に行きました。人は少ないですが、日の当たらない苔むした地面の中で一人佇んでいると、幽玄な感じがして気持ちが良かったです。遠くに喧騒が聞こえるからこそ、静かな雰囲気が際立っていたようです。
小さな茶屋みたいな建物の中で、和紙などで出来た戦国武将の行列を見ました。和紙細工は綺麗に作られており、その造形に感心してしまう。後、ここに歴女らしきものがいた…。毛利とか伊達とかに熱中していたり、「長政様」なんてことも言っちゃったりしてたよ…。
この後、名古屋能楽堂で展示を見ました。料金は無料。能や狂言について少しわかりましたが、実際に見てみないとやっぱりよくわからないや。
名城公園
名古屋城の近くにある名城公園にも寄りました。まあ、ここは観光スポットというより市民の憩いの場という感じが強かったですが。
公園内は自転車道が整備されており、自転車で一周できるようになっているし、ジョギングするのにも適しているようです。大きな池や風車もあり、のんびりと遊ぶことに適している、庶民的で素朴な魅力のある公園です。
その他
とりあえず北西の外堀沿いに自転車で走り、いろんな角度の名古屋城を見てみることに。人が少なくて気持ちがいい。堀には巨大な鯉がいて気持ち悪い…。
この後は名古屋城近くにある名古屋東照宮に寄ってみました。結構地味げ…。
東照宮の横にある那古野神社にも寄りました。911年創建らしいですが、そんなに大きな神社では無さそう。ただ、名古屋東照宮も那古野神社も、都会の中にあるのに静かなのが良いです。
この後名古屋市市政資料館に行きましたが、途中にある県庁と市庁を激写!県庁よりも市庁のほうが立派なように見える…。県庁も屋根が名古屋城風で立派なんですがね。
名古屋市市政資料館
名古屋市市政資料館はかつて名古屋控訴院、地方裁判所、区裁判所庁舎として建てられたもので、今は資料館として用いられているようです。内部・外部共に美しい洋風の建築物で、資料館としてだけでなくかつての建築技術やデザイン性を見るという価値もあります。料金は無料。
展示物は明治以降の名古屋の市政が主です。この建物が建てられた当時の名古屋の様子をジオラマで表したものがあったのですが、空き地や平屋が集まっている町にポツンポツンと立派な建物が建っている様子は見ていて面白かったです。
裁判所だったので、裁判所としての資料や裁判の再現もありました。そのほかには、名古屋市の教育の歴史があったりしましたが、凄惨な戦時中でも少し朗らかな内容の教科書は、見ていると戦争のイメージとのギャップによって微笑ましくなってきました。
ここには留置場もあり、見学することができますが、「洋館」+「独房」のコンビネーションは見事に私に「バイオハザード」を思い出させてくれましたよ…。しかも妙に留置場は涼しくて、狭い感じがしますから、結構不気味でした。
今日の観光はこれでおしまい。客観的に見れば、この記事は他人から見ればあまり面白くない個人の日記ですね。
名古屋城 (PHPムック) (2010/03/12) 西ヶ谷 恭弘 |