PS版ファイナルファンタジーⅥ 感想
ファイナルファンタジーⅥ 製作 スクウェア
1994年にスーパーファミコンで発売されたものを、1999年にPS1に移植したFF6についての感想を書いていきます。SFCと違うのは、おまけがあることとOPとEDにムービーが追加されていることくらいです。
FF6はスーパーファミコンのFFでは最後の作品で、当時としては大容量の24MbitのROMカセットを使用していたようです。グラフィックはSFCにしては凄い方だと思います。
ファイナルファンタジーコレクション (1999/03/11) PlayStation |
まず、戦闘のシステム自体はFF5と大差は無いようですね。キャラ固有技とかはありますが、ATBとかのシステムは一緒です。前作と比べて進化が見られたのは、戦闘中にキャラが自在に動くイベントがあるということでしょうか。おそらくイベント中は戦闘画面を背景にしているだけなのでしょうが、動きが多くて面白かったです。
難易度は、全体的に多分低め。やりこみとかせずに一気に進めても、ほとんどレベル上げする必要なくエンディングまで行けるかもしれません。流石にラスボス戦では少し対策を練る必要があると思いますが。
前作のようなジョブシステムが無いし装備できるものも異なっているので、キャラの個性はそれなりにはあると思います。固有技とかもありますし。魔石で鍛え上げても、キャラ毎に異なる戦略をとる必要があったと思います。でも全員魔法タイプに仕立て上げても全く問題無かったり。
グラフィックは流石にSFC後期のスクウェア作品だけあって、凄いものだと思います。FF4と比べてもその違いは歴然だと思われます。美しい背景や敵キャラの造形など。
音楽も良いものが揃っています。FFの名曲を選ぶとなるとまず入る『仲間を求めて』もありますが、ロックのテーマ曲なんかも私は気にいっています。
世界観では、やはり崩壊後の雰囲気は最高でしたね。特に崩壊直後ではほとんど0から立ち直っていくという感じだったので、冒険している感があって良かったです。世界を飛び回って仲間を少しずつ増やしたり、強力な魔石を手に入れたりすることも面白かったです。
他にも、海流に乗ったり魔列車に乗ったりなんかは個性的なイベントで良かったです。
キャラの面では、戦闘参加キャラが14人もいたってのが今までのFFに無かったところですね。でもその分一人一人の個性や魅力を出し切ることがやはり難しかったのかなと感じます。ストラゴスとかリルムとかはどうして仲間になっているのかもわからないくらい…。
一番光っていたのはやはりセリスさんですね!単なる真面目なキャラと思いきや、拘束されていたり、結構ノリノリでオペラやってみたり、ロックに対しては恋する乙女な感じだし、崩壊後は主役だし…萌え。
シャドウもかなりのお気に入りキャラです。よく魔大陸で置き去りにされますが。夢の内容とエンディング、嫌いなものは『夢』っていうのが、彼の心の深みが知れます。最高にかっこよくて、最高に切ない…。
ストーリーは、前半ではFF2のように帝国に逆らうことが目的で、後半では脇悪役だったケフカの破壊活動を止めるというのが目的のようでした。
ケフカは最初は単なるずる賢そうな金魚の糞系キャラのように見えていたのですが、まさかこいつがラスボスになるとは…序盤の展開だけではあまり想像できませんでした。そりゃまあ敵側としても異質なキャラでしたが。
造られた存在で、精神的に狂っていたからあんなことを起こしたのでしょうが、兵器として破壊活動を行うのはむしろ当然の範疇に入るのかも…。でもこんなのを要人にしておく帝国ってのもどうかとは思いますが。
ストーリー全体はキャラ一人一人が直接関わるようなのではなく、むしろケフカを悪役として一本に纏まっている、という印象を受けました。実際、全キャラ仲間にせずともエンディングは迎えられますしね。
というわけでFF6のストーリーって、キャラの多さも考慮して、群像劇だったのかもしれません。
やりこみ記録★
・やりこみじいさんのやりこみ率を全キャラ可能な限り上げた
・全キャラ(ゴゴとウーマロ除く)全魔法会得
・全キャラ全固有技会得
・全アイテム入手
・全キャラ(ゴゴとウーマロ除く)HP9999、MP999まで上げた
やりこみ方法はNEMAX式FFやにゅすけ的やりこみ攻略のサイト様が大変参考になりました。というかそのまんま利用させてもらいました。
FF6ではパラメータを上げるために低レベル攻略をしなければなりませんが、適度に難しくて面白かったです。難関に何十回も挑まざるを得ないときは、まあ無いと思います。ネズミ除けは10回以内で突破できましたし。
あばれる制覇のためには時期限定モンスターにもちゃんと最低1回は遭遇しなければならないので、あばれる全制覇までは遭遇し忘れがないかヒヤヒヤものでした…。そのため要所要所(崩壊前とか)でセーブデータ分けたりしました。まあ大丈夫だったけど。
全キャラのレベル上げにはかなり時間を費やしましたよ…。ひたすら恐竜の森でバニシュデスやみだれうちやブリザガブリザラれんぞくま…単調な作業を何時間もひたすらやることになるので、私はアニラジ聞きながらやりました。
超入手困難な『のろいのゆびわ』は、アーリマン3体に向かってスロット回しまくりました。メタモルフォーゼが出ればゴゴのものまね。しかし自分でやってみてわかったことは、バーサク状態のアーリマンはのろいのゆびわになってくれないということです。確かバーサク状態のアーリマンには0/11で、たまたまバーサクが解けたやつには1/1でのろいのゆびわに変化しました。計4回もスロットでメタモルフォーゼを出すのは大変だった…。