魔女の家MVの感想――良質などんでん返し＆胸糞ホラー
2012年にRPGツクール系フリーゲームとして発表され、2018年にRPGツクールMVでリマスターされて商用ソフトとして発売された、「魔女の家MV」をクリアしたので感想を書きます。
MVの方はSteamで発売され、後にSwitchやPS4などでも発売されております。
ジャンルは「ホラー」、その中でも理不尽系即死モノ、であります。
感想
まず、実績が無いのでやりこみ要素もありません
エンディング分岐はいくつかあり、ノーマルTrue Endと、ExtraのTrue Endは見ました。
全エンドはYoutubeにあったりする。
（Easyでノーセーブチャレンジしたけど、フラグ立てるの上手くいかなかった……）
ビジュアルについては典型的なツクール系ですが、フリゲ版に比べるとやはり向上はしていると思います。
個人的に一番印象的だったのが以下。
衝撃的だったので、ついGIF動画の作り方をイチから学んで動画作ってみました。
……これが、１３歳だと！？
ゆっさゆっさと揺らしながら走る様子を見て、もうホラーどころじゃねえ。
ヴィオラちゃんによそ見して走り回っていたら、つい走りすぎて障害物に気づかず死ぬのはお約束ですね？
おいおい、おっぱいもMV化したのかよ？（意味不）
はい、さて。
ホラーについてはビックリ系が多く、急に追いかけてくるやつらには１つ残らず１回は殺されました。
怪しいものが多く死亡回避出来るギミックもありますが、調べた瞬間死亡、ってのもあるから、死亡回数はどうしても増えてしまいました。
しかし全体的なボリュームは少なめだし、謎解き要素もヒントが多いので簡単なものが多く、総プレイ時間もExtra含めて５時間切りました。
Extraの謎解きには若干迷ったものもあるけど、難しいというより意地悪だったような。
商業脱出系ゲームとしてはメチャクチャ良い、とまでは言えないか？
そうそう、フリゲ版から追加されたものとして難易度に「Extra」が追加されていますが、これは追いかけっこがシビアになっていたり、謎解きで別のエリアに戻る必要があったりで、少し難しくなっています。
ただ、メインストーリーはほぼ変わらず。
セリフは少しだけ変わっている。
魔女の家を語るにあたって、あの胸糞ENDは欠かせないわけですが、小粒なゲームに対してかなり上手くどんでん返しが出来ており、ストーリーのギミック性は素晴らしいものでした。
良質な短編ミステリを読んだような後味だ。
後味の悪さについては、全くもってそうだけど！
ラスボスがあの姿なのはノーセーブクリアを目指すと判明しますが、マジ容赦ねえな、と。
恨みとかじゃなくてサイコな愉快犯のような。
ネットでこのゲームの感想等を検索すると、作者の人間性がどうの、とか、絶対ハッピーエンド許さないマンだの、と少し興味深いところもあったけどここはあえてスルー。
作者自らが小説を書いたりとなかなか精力的な方のようですから、どうせならまた別のミステリ小説やゲーム作ったりしてほしいなとボクは思いました！（ほんまか？）