Nepheshel(ネフェシエル)考察 世界編

ここではデミとその他のことについて考察していきます。
この記事をネフェ考察三部作の最後にしようと思っていたんですが、リト編で行き詰ってしまったんです・・・。


じうほうあつめ
彼の者はいつも、汝の背後にいる。
彼の者は創造した。最初に彼の者は世界を創った。
しかし、分からなくなった。彼の者は己が何者であるか知らなかった。
彼の者は人を創った。人は彼の者によく似ていた。
彼の者は人に力を与えた。人は彼の者の鏡であった。
人に与えられた力、それは真実を求める力。だがしかし、それは悲劇をもたらした。それは絶望を知ってしまったこと。彼の者は人を通じて己を見た。
人が絶望するとき彼の者も絶望した。人の絶望が世界を閉ざした。世界を閉ざしたのは汝なのだ。彼の者の終焉、それは世界の崩壊。真実を知る者よ、汝は何を願う?
人が死ぬ姿を見ていた・・・苦しみ足掻き、
己が信ずる神の名を
呼びながら
それでも人は死んでゆく
幾多の願いの果てに、
最後に残ったのは絶望
救われることのない
無意味な繰り返しの果てに
汝はどこに行くのか?
そうだ―この閉じた世界を創ったのは私だ。私は様々なもの創造した。宇宙を創り、星を創り、世界を創った。しかし、汝らを創ったとき、私の作ったものは互いに殺し合い、壊れていった。創造とは無意味な繰り返しだったのか?私の絶望とともに、この世界はもうすぐ虚無へと帰る。だが、その前に―汝らが、その「意味」を知っていたなら、運命は変わるかも知れぬ。
刹那、光が弾けた・・・リトよ・・・かつて、女神を愛したが故に、変わっていく己に耐えられなかった汝が・・・己の運命を憎悪した汝が―私を超えるというのか?
白刃は禍々しいオーラをまとい、未だかつて誰も見たことのない剣が姿を現す!これこそが禁忌として伝説からも抹消された、恐るべき死の剣「ブレード・オブ・デス」である。人外には扱えぬその刃はそれは彼の者に挑むために人が人の力によって創りだした剣。今こそ彼の者を超えるのだ!
人に与えられし死の呪いを神に返すための剣
死にそうだけど考察いくぜー・・・・
なぜリト達は創造主に勝つことが出来たのか
正直この質問はRPGにしてはならないと思いますが・・・シテモイインヨネー?
常識的に考えて、世界を創ったのなら世界を破壊することが出来ます。故に創造物に倒されるなんてまず有り得ません。しかし、リト達は創造主に戦いを挑み、勝ち(?)ました。一体これはどういうことでしょうか?
まず、
>汝らが、その「意味」を知っていたなら、運命は変わるかも知れぬ。
というデミの言葉があります。
ここでいう「意味」とは文脈で判断すると、「創造」の意味である、ととれます。
あと運命とは世界の消失のことを指すんでしょうね。
言い直すと、
リト達が「創造の意味」を知っていれば、世界の消失を止めることができるかもしれない。
とまあこんなもんでしょう。もちろんまだ疑問は残っています。
「意味」を知っていればいいのになぜ戦うことになったんでしょうか?そんなことせずとも、リトが創造の意味を説明すればそれで終わると思います。では、あの戦闘、つまりラストバトルには何の意味があったんでしょうか?
ラストバトルではリト達は普通に戦闘を行い、説得などはしませんでした。デミの世界を消失させようとするのを止めるのは、やはりこの方法でないとできなかったんでしょう。みなさん生きる意味とか宇宙の存在する意味を知っていますか?もちろんわかりませんよね。筆者も全く分かりません。ですのでリト達は力づくで止めようとしたのでしょう。ではもう一個質問です。
なぜ創造主に力づくで勝つことができたのか?
王は魔神の力を用いて様々なものを作り出しました。死の剣は、「人外には扱えぬその刃はそれは彼の者に挑むために人が人の力によって創りだした剣。」と説明されています。つまりこれらから察すると、真実を知った人間、つまりデミが世界を破壊しようとしているのを知っている人間、がデミを倒すためにいろいろな装備品を作ってきた、とこんな感じに考えられます。こういう風に考えれば、ネフェって藤崎版封神演義に少し似ていますねw。
デミはその人間の生きようとする意志に屈したと言えるかもしれませんね。
エンディングではどうなったか?
リトがデミを倒したことにより、世界の消滅は止まり、世界の再構築が行われました。魔神たちは現実の世界に飛ばされ(?)ました。ではリトはどうなったか?筆者は三つの説を考えてみました。どれが正しいかの判断はお任せします。
・リトは新世界の神となった。
神を倒したことにより、リトは神の座を明け渡されることになった。世界の運営者がいなくては世界が崩壊してしまう恐れがあるので、リトは神となり、現実の世界を創った。ネフェの世界にいた魔神は全員人間にして、その世界に住まわせた。
・別の世界に飛ばされた。
デミを倒したことにより時間と空間が乱れ、魔神達は同じ世界に飛ばされたが、リトだけは別の世界に飛ばされた。別の時代や世界へと離れ離れになるという発想は、筆者がクロノクロスをプレイしたことがあるからなんです。
・デミ自身が世界を再構築し、魔神は存在しなくても良いと考え、新世界で人間として生きさせた。リトも同じ世界にいるが、どこにいるかわからない。
ではここからはこまごまとした疑問について考察していきます。
なぜデミは人を創ったのか?
漆黒の迷宮の石版やデミのセリフから考えてみました。デミは創造をしていましたが、創造は意味があり正しいことなのかと迷うようになりました。そしてデミは自分の鏡、自分に似ている存在である人間を創りました。つまりデミは自分自身をシミュレートして、自分が何者かを客観的に見てみようとしてみたのでしょう。人間というのは様々なものを作り出すことが出来る動物ですから。
なぜデミは人の願いをかなえてやろうとおもったのか?
何かがきっかけで傷つき絶望している人間がいました。人はデミの鏡であるので、デミは人を溺愛しどうにかして絶望する人間を救いたいと思ったのでしょう。そこで、自らが手を下すよりなにかを創って、それが人間の願いをかなえるようにすればいいと考え、魔神が生まれたのはないでしょうか。その後魔神をめぐっての争いが起こり新たな絶望する人間を生み出した、なんていう皮肉な結果になってしまったんですけど。
ディーヴァの「世界を維持するもの」とはどういう意味か?
ディーヴァは破壊するものですが、なぜ破壊が世界の維持となるのでしょうか?
創造だけが行われていれば世界は飽和状態へと達します。それ以上創造するには破壊を行わなければなりません。創造して破壊、創造して破壊・・・その繰り返しが上手く行われていることによって世界は安定するのです。ですので破壊することが世界を維持することにつながるのです。デミは創造と破壊のサイクルを嫌っていましたので、デミは世界を維持することのみが目的であったのではなかったんでしょうね。
さくらんぼの髪留めのあの世とこの世をつなぐ思い出の品とは?
 考察リト編を見れば大体目星がつきます。髪留めはもちろん女の人がつけますね。つまりこれは、リトがティララにプレゼントしたものではないでしょうか。だとすると結論は導かれます。
死後の世界の住人のリトとこの世で生きているティララとの思い出の品
 なぜこのアイテムが最強なのかは、まあ、愛に勝るものは無いってことでしょうかね。
なぜ王の死体は頭と胴体に別れていたのか?
実はこの疑問、まだ解けていません。誰か分かる方ご連絡お願いします・・・
Nepheshelの意味は?
タイトルとなっているNepheshel、一体何語なのか?
答えはヘブライ語。nepheshとは魂を表し、elは神の意味を持つらしいです。
つまりNepheshelの意味は「神の魂」
考察 壷・魔神編
考察 リト編
全体感想

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Posted by YU