VA-11_HALL-A(ヴァルハラ)の感想――意外過ぎる国、ゲームとしては……?

2016年にSteamで発売されたアドベンチャーゲーム、VA-11_HALL-A(ヴァルハラ)のプレイ後感想を書きます。

何と、南米のベネズエラで制作されたゲームなのです。

やりこみ記録

実績制覇

ネット上にトロコンルートがあがっているのでそれに従えばOK。

ゲーマーとして、せめて1週目は何も見ずにプレイ。
2週目からは実績集めと小ネタ集めと。
隠しカクテルは多分ノーヒントなので、実績制覇には攻略チャートを見るのが必須?

一番難しかったのはやっぱりモデル戦士ジュリアンクリアの、「愛のお仕置き!」
コツとしては、

  • 右下安置で2/3くらいやり過ごせる
  • 左最後部で上下移動して避ける
  • 赤の弾は回避リズムを崩してくるので、前に移動して避けたりもする(特にボス前のフェーズ)
  • ボスは最前方いると安全に回避できるが攻撃できない。嫌いなパターンが来た時のみやり過ごそう

 

感想

ベネズエラなのか、これが……?

ちなみにベネズエラは南米大陸の北側にある、赤道近くの国。
公用語はスペイン語。

「ベネズエラ?どこだっけ?」
というくらいの知識だったのが、このゲームのおかげでWikipediaで調べる程度の興味と関心は持てるようになりました。

南米とかでも結構日本アニメが見られてて、影響を与えているのは小耳に挟んでいました。
しかしこんなに影響を受けてそうなものが出てくるとは!

このゲームはグラフィック的にも小物的にも、非常に大きく日本の影響を受けています。
ジルの部屋の小物なんて、日本のこと知らない外国人なら知らないものばっかりじゃないの?
女子高生のセーラー服や女性アイドルにニコ動風演出も出るけど、ほんまにベネズエラ人に通じているのか……?
本国での立ち位置すら危ういのでは、と心配してしまうレベルです。
本当にこのゲーム、ベネズエラで作ったの?
ベネズエラの文化とかは登場してたのかな?


90年代PCゲーム風レトロなドット+日本アニメ風グラフィックなので非常にとっつきやすい。
リリムやキャットブーマーなど、人間以外とされる種族も出てはきますが違和感もなし。

外見的にはやはり、ドロシーchan kawaii!!
表情豊かで天真爛漫だしね。
俺も一晩お相手してほしいぜ。
(書いていいのかこれ)

ボスのデイナは人間的にはめっちゃ好き。
見てて面白い人だし部下の気もかけてくれるし、物理的に強くて守ってくれるし。
汚らしい欲がないのが逆に人間味をなくしているのかもしれないけど、理想のボスですね。

 


ゲームシステムとしては、ひたすら会話を読んで、たまに注文のあるカクテルを提供して会話の分岐を楽しむという感じ。
選択肢のあるテキストアドベンチャーに近いか。

でまあゲーム性としては、あまり高くないかな……
カクテルは毎回種類や名前で検索して、そのとおりにクリック&ドラッグするだけ。
近未来の世界設定もまあまあ考えられてはいるけど、すごく興味が持てる面白いもの、ってわけでもないし。
バーの外で色々起こってもそれを演出するのは会話と効果音だけだから、臨場感もそんなにない。

 

しかし他のゲームの例にない特異なシステムと制作環境によって注目を浴びたこのゲーム。
有象無象のとりあえず作られたゲームたちと比べれば、新鮮さはかなりあるものだったでしょう。

何か違うけどリラックスしてゲームしたいときにおススメのゲームでした。

市販ゲーム

Posted by YU