四国遍路　25日目宇和島～宇和

2012年10月5日

25日目


　夜になると宇和島の中心でも車通りは少なくなって静かになるため、ぐっすり寝られました。まだ暗いうちに公園の水場で白衣や下着を洗濯。朝食はじゃこ天とご飯。
　今まで海の近くを歩いてきましたが、宇和島からは山の方へと入っていきます。宇和島から41番までの道は山間の道らしくて面白いです。本当に川を遡って標高を上げていっているんだ、という実感が出来ますので。
　標高を上げて三間町に着くと、急に視界が開けます。高原状になっているようですね。今まで狭い山間の道からいきなり平地が広がるんですから、その視界の変化はかなり面白いものでしょう。
　高原の田園地帯を歩いていくと、41番札所龍光寺です。ここは小さな山にあるので、三間の田園風景を見渡すことが出来ます。神社もありますが、神社のほうが主役かも？

　41番から少し歩いていくとすぐに、42番札所佛木寺です。山門が凄いような印象を受けたと思います。
　42番から43番までの道の途中に、歯長峠という峠を越えるのですが、この峠の由来が「峠にある有名な人が庵を建てたのだが、その人はかなり歯が長かったから」だそうです。こんな適当でいいのかよ！
　峠を越えると再度川沿いの道。途中にあったどんぶり館は直売店などがある道の駅っぽい施設。ピーマンと茄子がかなり安かったので買っておきました。旬の野菜は美味しいし安いから良いな！
　43番手前で少し道迷いしました。理由は、曲がるべき箇所にちゃんと看板があったのだけど、その看板の前に車が駐車してあったのでわからず、直進していってしまいました。タイムロス30分近く。まあこういうこともあるさ…。
　ちょっと気分が害された状態で43番札所明石寺到着。森に囲まれた場所にあります。

　43番から宇和の中心へと下っていくと、町並みが古いけどおしゃれなものになりました。おお…こういう町並みは雰囲気が良くて好きです。また誰かと二人とかで観光に来たいものです。
　今日の野宿地は宇和の古い町並みから少し先にあった空き地。晩御飯はピーマンと茄子の田楽。野菜は熱を通して田楽にすれば普通に食えますね…。
歩行距離：約30km