漫画版 ひぐらしのなく頃に 綿流し編 感想

雑記
 最近暇な時間が多いが、そのおかげで疎外感を感じる。
 他のみんなはやることやって忙しそうだが、自分だけ暇で、世間から取り残されてしまったように感じる。ひきこもりから脱することができない人は、おそらくこのような気分なんだろうなあ。


1巻
見ていて頭かゆくなるぜ ひぐらしのなく頃に 綿流し編の感想を書きます。
 鬼隠し編では竜宮レナが大きく関わってきましたが、綿流し編では園崎魅音が関わってきます。そして魅音の双子の妹の詩音も登場してくるので、いったいどっちが本当の魅音なのか、と悩む場面も多いですが、そのおかげで古典的ミステリーの魅力も味わえるようになっていると思います。
 ひぐらし恒例の部活シーンはやはりあります。なんで田舎の学生がメイド服持っていたり、ちょっと街のほうに行くとメイド喫茶があったりするんだろう・・・まあ萌えるから、こまけえこたあいいんだよ!!
 しっかし胸がでかいな。本物のメイド喫茶(コスプレ喫茶?)でもこんなに露出があったりするんだろうか。
ガリガリガリガリガリ 魅音は詩音という自分の双子を通して自分の乙女心を表現しようとしています。女らしくないがさつな魅音ですが、そんな彼女でも圭一に恋をしています。ですがそれを打ち明けるのは大変でしょう。がさつでなくて女の子らしい自分も見せたいし、自分の恋心を打ち明けたい、しかし今の状態ではそんなことは不可能だ。できるなら女の子らしい素直な自分で関係をやり直したい。
 純粋な恋なんてやったこともない自分ですが、この甘ったるくて少女漫画よりも少女漫画な展開は見ていて、何かがおかしくなりそうです。まるで「耳をすませば」を視聴した後の動悸・息切れが激しくなるような、そんな感じ。誇張有りですが。
 しかし結局のところ魅音の願いは届かずに、圭一と魅音がお互い恥ずかしい思いをするだけで終わりました。魅音・・・同情するよ・・・
2巻
くけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけけ 2巻では1巻のラブラブな雰囲気とは打って変わって、かなりミステリー色とホラー色が強くなってきます。まあそれが「ひぐらし」の醍醐味なんですがね。
 魅音と詩音の双子設定をうまく使ってシナリオは進んでいきます。魅音だと思っていたのが詩音だったり、詩音だと思っていたのが魅音だったりするなど、いい具合に読者を混乱させてミステリー的な魅力を味あわせてくれます。
 そしていきなり人格が変るのも「ひぐらし」の醍醐味ですが、この綿流し編でもいい具合に発狂してくれます。やはり漫画では迫力があって面白いですが、原作ではおそらく静的な恐怖を使うことによって読者を魅了させていたのでしょう。
 
外道 終盤までは、圭一が話の整理をしてくれるので展開を理解しやすいのですが、最後の最後辺りはまるで訳が分からなくなってきます。
 ラストの大石の検死の結果を発表する辺りでは、これまで理解してきたことが全て崩れていくような、ありえないことが分かってきます。死んだと思っていた人が生きていたり、生きていたと思っていた人が死んでいたりするなど、鬼隠し編と同様にオヤシロ様のようなありえない何かが関与してきたかのように思える恐ろしさがあります。
 じっくり推理と妄想をしていけば謎は解けるかもしれませんが、目明し編と言う「ひぐらし解」があるので答えはそちらで確認するとします。もしじっくり推理したい人がいるのなら「ひぐらし wki」で検索すると要点をまとめてくれているのでそちらを閲覧すると便利です。
 しかし、綿流し編で唯一心強かったのはレナの存在ですかね。彼女はなかなか男らしい面もあって頼りになりますね。
鬼隠し編 
祟殺し編
暇潰し編
鬼曝し編

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Posted by YU