2010年九州旅行 8,9日目 湧蓋山

 2010年3月6~20日にかけて行った、登山しながらの九州旅行についての記事です。
 8日目は九重を観光、9日目は湧蓋山登って阿蘇に向かいました。
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2010年九州 総括


八日目
 8日目は天気が悪いので停滞。私が宿泊したくじゅうエイドステーションは、趣味が高じて作られた家族経営のキャンプ場っぽいです。列車を改造した部屋で泊まることも出来、1泊2食で5000円弱らしいです。かなり安いですね。
 キャンプ場は厳密にはフリーサイトではなく区画が決まっていますが、値段は安いですし広々としています。ただ、牧場に近いせいか少し臭いますし、この地域の土壌は黒ボク土という土なのでテントが汚れやすいのが欠点でしょうか。
 昼ごはんは桂茶屋(だったかな?)というところでバイキング。店員が化粧して変な言葉遣いなのが面白い。メニューは野菜だけではなく色んな肉料理もあります。
 その後は近くの九酔峡温泉という立ち寄り湯に行きました。休憩所やサウナ、洗剤などの各種揃っています。500円。浴槽には電気風呂というものがあったので入ってみると、電気が流れて体中がびくびくします。下品な話ですがアレを近づけても刺激が弱すぎるようでした
九日目
湧蓋山 この日は天気予報によると晴れるらしかったのですが、登ってみると見事にガスでした。まあこういう日もあるさ。
 湧蓋山(わいたさん)は九重山の一角にある山で、独立峰なので展望が良さそうな山です。まず筋湯温泉の地区にいき、県道から沢沿いへと降りる道に向かいます。あちこちに看板がありますが、よくみると「湧蓋山登山口へ」という看板も混ざっているので気をつけましょう。
 
湧蓋山登山口笹深い道を進む
 登山口すぐ近くには駐車場がありますが、お金がかかるそうです。一体どこの誰に払えばいいかわからなかったので、歩いて5分ほどの共同駐車場に駐車しました。
 登山口からはちょっとした登りが続くだけで、急登が長く続くということはありません。黒ボク土のすべりやすい道を気をつけながら、ゆっくりと登っていきます。
ガスに包まれた九重少しわかりづらい湧蓋の分岐点
 この日はガスがかなり濃く、せっかく展望の良い草原帯なのに展望を楽しめません。それにどっちに山頂があるのかわかりにくいです。しかしあちこちに標識があるのでそれなりに安全です、が、写真右側で示した場所は少し迷いました。歩いていくと十字路があり、左側の牧場に少しだけ入って進むのが正解なのですが、標識が草で隠れてしまってわかりにくいです。
ゲートを越えていく湧蓋山頂は……
 牧場に入って緩やかな道を歩いていくと、ゲートと曲がり道があります。正解のルートはゲートを越えていくほうなので、間違ってそのまま曲がっていかないようにしましょう。
 ゲートを越えると樹林帯に入ります。土が湿ってものすごく滑りやすく、それに汚れがつきやすいのでカッパを着て歩いていきました。下山してみるとカッパの下が股の部分まで土で汚れていましたから、本当にカッパ着ていて良かった…。
 樹林帯を登っていくとまた草地に戻ります。それをさらに登っていくと山頂です。
湧蓋山山頂まだまだガスが残る九重地域
 湧蓋山山頂(1500m)は広々としています。それゆえに風を遮るものが無く、少し寒かったです。晴れていれば九重山や阿蘇山が見えていたことでしょう。今回は…まあ運が悪かったって事で諦めます。
 下山は往路を下ります。スリップしやすい土壌なので注意が必要です。降りていくと天気もよくなっていくのかなあ、と思っていたけれど別にそんなことはなく、降りても筋湯地区は曇ったまんまでした。
登り2時間20分、下り1時間30分でした。
鉄の多い水阿蘇外輪山の草原
 下山して筋湯の川を見てみると、川底が赤茶けていることがかなり多い。おそらく鉄分などが多く含まれているのでしょう。そういうミネラルこそが筋湯の良質な温泉を作っているのでしょうか?
 次は阿蘇山に登るべく、阿蘇山近くのキャンプ場を目指しました。途中に大観峰という観光地があったので寄ってみました。この日はちょうど日曜日で、午後から晴れてきたので人がものすごく多かったです。
大観峰の景色西大観峰の景色東
 大観峰は阿蘇山外輪山に位置する展望台で、切り立つ外輪山や阿蘇山を見事な形で見ることが出来るそうです。雲があったので阿蘇山を見ることが出来ませんでしたが、大迫力の外輪山を見れて満足です。こんなに大きなカルデラがあるってことは、噴火前は富士山よりも大きい火山があったってことでしょうか。
大観峰からの阿蘇山 昼ご飯ははな阿蘇美というところでまたもやバイキング。デザートが多くて満足です。
 キャンプ場は阿蘇くじゅう国立公園阿蘇山三合目坊中。ツーリングマップルには3月上旬から営業開始と書いてあったので、中旬に行けば大丈夫だろうと思っていたら、まだ営業していなかったっぽい。でも泊めてくれました。料金は620円。芝生の広々としたサイトなのでテントが汚れることもありません。
 テント張った後は阿蘇山麓の夢の湯というところで入浴。料金は400円で、洗剤などはついてありませんが石鹸はあります。それ以外は色々整っています。
10,11日目 阿蘇山へ。

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Posted by YU