四国遍路　14日目琴ヶ浜～29番札所

2012年9月24日

14日目


　砂地にテント張るとふかふかで気持ち良いんだけど、砂が付きまくるのが難点。
　夜明けの海岸は美しいね！しかも歩道がちゃんと整備されていて歩きやすいし、本当気持ち良い。琴ヶ浜はベンチや水場もあるちゃんとした公園のようで、地元の人たちの散歩コースにもなっているようでした。朝の挨拶を交わしながら私も歩いていきました。歩道は学生の通学路にもなっているようで、よく挨拶されました。子供に「挨拶しなさい！」なんて命令するのはおこがましいけど、やっぱり個人的には挨拶を交し合うことは気持ち良いもんだ。
　
　道の駅で米1kg購入。スーパーでミニ醤油とおやつにバナナ購入。補充が上手くいって不安要素が無くなりました。
　姦しい女性3人パーティーと遭遇。女性一人だと会話量が適度で良い感じなのに、群れると何でこんなにうるさくなるのかな…。情緒というものを大切にしないのか？
　28番札所大日寺到着。写真を見る限り、紅葉が綺麗そうです。

　28番から29番までの道は田園の中を歩いていきます。おお…まさに農村風景…。農業用水がすぐ脇を流れる1車線ほどの狭い道、こんなの歩き遍路じゃないとほとんど通らないでしょう。他の形態の旅とは異なるものが見えるのも、この歩き遍路の魅力なのかもしれません。
　物部川があります。ものべ川、ものべ、ものべの…いや、何でもない。
　途中にある松本大師堂は綺麗な場所でした。トイレ、水あり。

　29番札所国分寺は古くて由緒正しいお寺なのか、藁葺き屋根のかなり雰囲気のあるお寺でした。私個人の印象としては、この寺が88箇所の中で最も古い感じを持つもののように思えました。古いといっても壊れかけているという意味ではなくて、厳かという意味で。流石国分寺、国を代表するお寺にふさわしいね。
　30番札所は近いけど今日中には間に合わないので、その手前まで行くことにしました。遍路地図に「ショッピングプラザなかざわ」というスーパーがあるように書いていましたが、もう潰れていた…。
　遍路小屋蒲原すぐ近くの民間企業が立てた模様。テント張るスペース無いな…ということで近くの空き地で張りました。傾斜が少しあるし蚊の数がものすごくて、居心地悪かったけどね…。晩飯は道の駅で買ったししとうを醤油で炒めたものとご飯。
　
歩行距離：約30km