国土交通省キャンプ砂防体験記 後編
雑記
歩き遍路に行ってから、うやむやな感じで生きている日常に価値を見出しにくくなったような…
歩いているときはあんなに日常に憧れていたのに
5日目
最終日です。ホテルから荷物を持って事務所に集合。今までに職員の方に撮って貰った写真を見ながら、所長や副所長の方たちと一緒にどういうことをしてきたか、どういうことに興味を持ったか、これから砂防においてどういうことが必要となるかを話し合いました。
同じ所にいる人たちでも担当しているものが違えば意見や考え方も違うし、参加者たちの意見などもそれぞれ異なっていました。砂防、だなんていう地味めな分野でも、奥が深いものなんですね。
話し合いが終わり、閉校式をしました。簡単な挨拶を言って、修了証書をもらいました。その後、提出する書類の書き方などの説明を受け、余った時間に事務所内を案内してくれたりしましたよ。
解散時間になって、解散しました。キャンプ砂防担当の職員の方に出来る限りのお礼を言って、去りました。
総括
まず、宿泊費や飲食費などが経費として支払ってくれるので、お金の心配が無くて良かったと思います。林野庁インターンシップではそういうのが無かったので、ホテルに泊まったときに「お金が飛んでいく…」という思いで少し心にもやもやが残ってしまった感じがありました。
が、しかし、公務員の不正な金遣いが厳しく糾弾されている状況にある(自分も心情的に糾弾する側に立っているが)ので、金遣いに少し疑問を持ってしまったのも事実です。これは若造の無駄な心配?
砂防のことだけでなく、林業や治水・利水のこともカリキュラムに入っていたのは良かったです。学生なんですから、どうせなら色々なことが知りたいですよ。理系的なことはもちろん、文系的なことだって深く知りたい。ただ技術だけで人の生活全てが上手くいくというわけではなくて、多くの人間が暮らしている場所だからこそ人同士の利害関係を調整したりする必要があるわけで。
もし公務員になるとしたら、技術系だとしても社会を預かる人間になるので、行政の知識も蓄えていく必要があるようですね。
国家公務員の1種入省者、2種入省者の違いとかが飲み会で言われていたのが面白かったです。「1種はエリート」ということになっていますが、それでも2種で入ってきた人たちが彼らに逆らっていたり愚痴を言っていたりしていましたよ。さてこれは、エリートが驕っているのか、ただの僻みなのか。傍から見ていたらその戦いは、少し滑稽。
林野庁インターンでは1種、2種とかが言及されたことは無かったです。飲み会自体が無かったから私が知らないだけかもしれませんが、省庁ごとにいろんな雰囲気があったりするのかもしれませんね。今のところ、林野庁系のほうがまったりな印象。
今年は林野庁インターンシップとキャンプ砂防に参加しましたが、う~ん、私個人としてはインフラ整備のみだけじゃなくて、それに加えて商売とかもしてみたいから、木材を売っていくことのできる林野系のほうが好きかなと思いました。
国有林内で効率の良い木材生産方式の実験とか、中間マージンの少ない流通経路の開発とか、そういうほうが面白そうです。民間行けって?確かにな!
前編
中編