三峰山、倶留尊山 登山
2010年4月17,18日にかけて高見山、三峰山、倶留尊山の3つの300名山を登ってきました。
2日目は三峰山と倶留尊山の2座登りました。
関連記事
高見山
2日目
三峰山
三峰山には、北側東の不動滝ルート、北側中央の登尾ルート、北側西の新道ルート、南側の林道からのルートの4つのルートがあります。おそらくこの中では不動滝ルートが最も、アプローチや山頂までの距離を考えると良いルートだと思います。滝も見えますしね。
前日にテント張った場所からそのまま歩いて登山道へ出発しました。テントはまだ朝露が一杯残っていたので、片付けずにそのまま出発。
三峰山登山口にはトイレがあり、2,3台ほどなら車を駐車できるスペースがあります。トイレは凍結防止のため閉まっていました。ここ以外に駐車する場合には、みつえ青少年旅行村前の駐車場に停めれば良いと思います。
登山口からはゆるやかに登って不動滝を目指します。不動滝脇には小屋や水場があります。滝からは急登の道も混ざりながら登るようになります。
避難小屋まではずっと植林帯の中を進んでいくことになりますが、ちょくちょく谷などもあるのでそんなに飽きません。トラバースしながら緩やかに登った後は、避難小屋までずっと階段が続きます。
不動滝ルートと登尾ルートが交わる場所に避難小屋が建っています。この小屋はかなりしっかりとした作りで、中は板間や囲炉裏みたいなものがあってかなり過ごしやすそう。ログハウスとしての価値もありそうです。
避難小屋からは再度緩やかな登りが続きます。この辺りからかなりガスってきて、景色は一切見えなくなりました。
稜線上に出ると山頂までかなり緩い登りになります。八丁平への分岐をスルーして山頂を目指すと、三峰山山頂(1235,4m)に到着です。
山頂からは景色がよければ倶留尊山などの変わった形の山々を見渡せるようですが、このときはガスがかなり濃くて何も見えず。まあ日本有数の多雨地域が近くにあるので、この天気はしょうがないです。
山頂からは八丁平を通って下山します。樹林帯を歩いていたのに八丁平に出ると、いきなり芝生のようなものが広がってかなり広々としていました。しかしガスってあまり広々さを実感できなかった…。
登り1時間20分、下り50分でした。標高差は640mほどです。
この後テントを片付けて倶留尊山を目指します。
倶留尊山
三峰山下山後にすぐ近くの倶留尊山にバイクを走らせます。山の西側である名張からではなく、東側のみつえ高原牧場方面から登山口を目指します。みつえ高原牧場辺りはかなり高原っぽくて走るのがとても面白い。
亀山麓の駐車場は有料です。車は600円、バイクは100円でした。駐車場はかなり広々としています。
駐車場から歩いていくとすぐにお亀池があります。池という割にはかなり水量が少なくて、池には葦のような草がたくさん生えています。遠くから見るとほとんど草原のように思えます。
お亀池を過ぎると亀山峠まで緩やかな階段が続きます。樹が一切生えていないのでどこが道か簡単にわかるし、なだらかな山肌を見ることが出来て気持ちが良い。
亀山峠からは倶留尊山山頂まで急傾斜の道が続きます。すでに一つ山を登ってきたので体力的にきつかったですが、後ろを振り返るとお亀池の眺望に心安らいで気力が回復します。
二本ボソには料金所があって、この先からはお金が必要となります。大人一人500円。倶留尊山エリアの整備に使用されることを祈ってお金を払いました。
二本ボソはかなり展望が良い場所で、山頂よりもいいぐらいです。山頂のほうが景色いいのかな、と思っていた私は景色をチラッと見ただけでスルーしました。 二本ボソから山頂へは、一旦急降してからもう一度急登しなければなりません。結構疲れます。
倶留尊山山頂(1037,6m)は、これまでの狭くて急な道とは違って広々しています。ベンチも多く置かれていて休憩しやすいですが、周りには樹が多くてあまり展望はよくありません。行動食のかりんとうを食べて下山開始です。
二本ボソからの景色
以前登った高見山や三峰山などを一望できる素晴らしい展望所です。今回の山旅はこれで終了か、という感じがあってちょっとだけ切ない。
料金所で半券を渡して駐車場を目指します。
下山時には結構人も増えてきていました。下山時は展望の良い場所が多いので、どこにだれがいるか一目でわかります。
登り1時間10分、下り50分でした。登山口からの標高差は340mくらいです。
下山後は、せっかくの桜の季節なので桜100選の三多気の桜に寄りました。
三多気にはものすごい数の車があって、かなり遠くまで車が駐車されていました。しかしバイクは桜のすぐ近くの駐車場まで行かせてくれました。
桜は舗装された急傾斜の道の脇に生えており、品種はソメイヨシノではなさそうでした。道の脇には桜のほかに売店なども並んでおり、いかにも手作りな売店が多くて見ていて面白いです。私は田舎こんにゃくのおでんを買って食べましたが、味がものすごく濃い!ここまでこんにゃくに味がしみこむのか、と驚いてむしろかなり満足です。
坂を登っていくと田んぼの畦地に多くのカメラマンが並んでいたので、自分も行ってみると、なるほどここからの景色はなかなか美しい。田んぼと桜の調和が面白いです。
とりあえず今回の山旅はこんなもので終わりです。山旅ばっかりではなく、久しぶりにただのツーリングもやってみようかなあと思うようになってきました。
大台ケ原 高見・倶留尊山 2010年版 (山と高原地図 51) (2010/03/10) 不明 |