Nepheshel(ネフェシエル)考察 リトについて

次はリトについて考察してみます。
必死に考えていたんですが、なかなか解釈ができませんでした。
やっぱり、ここらへんからは物語の本質に関わるからでしょうか?
まあまた頑張ってみます。
ていうかこの項だけ遅れすぎた・・・


まず情報集め
・リトは最初、記憶が無かった。
・島に流れ着いた。
・漆黒の迷宮を目指す。
・ティララ、ディーヴァとは面識がある。
・ティララから「漆黒の迷宮にもう一度目指す」と言われた。
・カーミラに「今度は上手くいくといいね」と言われた。
・王=リト
・神を目指していた。
・王の墓に胴体の骨があった。
・真の墓に頭蓋骨があった。
・魂は永遠。人は死んでももう一度戻ってくる。無限に繰り返す。
・この島に来て記憶を失うということは、生まれたときの姿に戻されるということかも。
・あるいは、失った記憶はとても恐ろしい記憶であり思い出せば耐えられない。
・冥界にリトの壷があった。
・普通の壷とは形が違う。
・王は魔神の力を用いて様々なものを作り出した。
リトの壷初見時のセリフ
懐かしさがこみ上げてくる・・・。ああ、なんと喜ばしきことか・・・失われし我が記憶よ・・・
→違う!
リト「違う!こんなはずは・・・」
何をしている・・・お前は帰ってきたのだぞ。この壷こそ汝の帰る場所・・・ためらうことはない・・・汝自身の壷を手にするのだ・・・さあ・・・早く・・・この壷こそが汝自身の壷。そして、漆黒の迷宮の入り口。
→確かに、その通りだ・・・
リト「そうだ、これは確かに・・・俺の・・・」
さあ、お前は帰ってきたのだ・・・ためらうことはない・・・汝自身の壷を手にするのだ・・・さあ・・・早く・・・この壷こそが汝自身の壷。そして、漆黒の迷宮の入り口。
王の表向きの歴史
wikipediaのティララの所に載っているので割愛
終わらせる者5から
少年は王の封印廊を探索しているとき確信したことがある。王は本当は目的があって力が欲しかった。彼は「真実」を知ってしまった。真実は決して美しいものではなく、彼の心に絶望を落としたが、それでも彼は絶望せずに「真実に」抗う力を求めた。彼が暴君に変わったのはそうしなければとてもやり遂げられなかったから。彼はその時そう考えていた。でも、上手くいかなかった。封印廊の奥深くの棺の中に彼自身が書いた遺書があった。彼は真実を知ろうとする者を導くために遺書を書いた。僕たちの役目はまだおわっていない。本当の戦いはこれからだ。
導きの書2抜粋
閉ざされた島の奥深く 漆黒の迷宮の底には、人が触れてはならない途方もないものが眠っている。それは確かに彼の地にあり。それは深遠の底より我らを見る。その存在に気付きし時、我、心穏やかならず。裏切られると知りつつ信じ、失われると知りつつ求め、死すべきものと知りつつ生きる。せめて、欠片ほどでも未来へ届け。我が生きた証よ。
まず最初に、
王の目的は何だったのか?
 終わらせるもの5と、ネフェ考察世界編から、王はデミが世界を破壊しようとしていたのを止めようとしていたんだと思います。そのために少々手段を選ばなかったおかげで、民衆から「暴君」だなんて呼ばれる結果になります。ティララから「漆黒の迷宮にもう一度目指す」と言われたことから、王の時には漆黒の迷宮は存在していて、デミがそこにいることも知っていたのでしょう。そのために魔神を集め、武器を開発し、運命に立ち向かおうとしていたのではないでしょうか。
そんな彼がこの島に来て漆黒の迷宮に向かおうとするのはわかります。前世の記憶がわずかに残り、本能的に迷宮へ目指そうとしたのでしょうね。
しかし、また新たに疑問が生じてしまいます。
冒険者たちはなぜ漆黒の迷宮に向かおうとしていたのか?
リトには漆黒の迷宮へ向かう理由が潜在的にありましたが、他の人たちはどうだったのでしょうか?
 彼らも漆黒の迷宮へ向かおうとし、旅の道程には彼らの、モンスターに倒された死体を見ることが出来ます。つまり、彼らただの生身の人間が魔神を連れずにあんなに奥深く到達することが出来ています。ということは彼らは凡人ではなく、戦闘のエキスパートみたいな存在だったのではないでしょうか。
 後、彼らは冒険で気をつけるべきことや、この世界の歴史などにも精通しています。一体どこで知ったのかわかりませんが、とにかく彼らは頭も良かったように思えます。
 彼らは何者なのか?
「魂は永遠。人は死んでももう一度戻ってくる。無限に繰り返す。」と一人の女性は言っていました。このことから筆者は大胆な仮説を唱えてみます。
冒険者たちは前世は英雄であり、彼らもまた漆黒の迷宮を目指し、運命に立ち向かおうとしていた。
 もしそうなら上記の疑問につじつまが合います。彼らも潜在的にリトと同じような理由で、漆黒の迷宮を探していたのではないでしょうか。彼らは前世に漆黒の迷宮へ向かおうとしていたが、途中もしくはデミに倒された、そして何らかの理由で時代を超えこの島に集まった、というのが筆者の仮説です。
 
 この仮説が正しいのなら、また疑問が生じます。
なぜ英雄たちだけがこの島に集まったのか?
なぜ彼らだけ?凡人はいなかったのか?確かに村には人が住んでいましたが冒険者たちより少人数です。ということでまた仮説をいいます。
彼らはデミによってこの島に連れてこられた
 なぜこのように考えるのかというと、デミが言った台詞からです。
>汝らが、その「意味」を知っていたなら、運命は変わるかも知れぬ。
 多分デミは「意味」を教えて欲しかったのでしょう。そのために頭もよく凡人とは違った世界観を持つような人間たちをひとまとめに集めました。そして彼ら人間たちの「生きる意志」というのを測るために、数々のモンスターや罠を配置し、自分のところまでたどり着かせようとしたのではないでしょうか。
これによってもう一つの疑問が解けます。
リトの壷が冥界にあった理由
 冥界で見たリトの壷は、普通の壷とは形が違い、漆黒の迷宮へと通じています。そして冒険者たちもその壷へ向かっています。このことと上記のことから考えると、
リトの壷は実は冒険者たち全員の壷だったのではないだろうか
 壷というものは願いをかなえるものです。つまり、リトと冒険者の願いである、漆黒の迷宮に行くという願いによってあの壷は生まれたのではないでしょうか。上記の項で書いたように、デミが自分の願いをかなえるために壷を作ってやり、チャンスを与えたのでは、と考えました。ですから一回死んだ冒険者たちとリトの壷は冥界にあったのではないでしょうか。冥界で生まれたものは冥界に還るといったところかな?
考察 世界編
考察 壷・魔神編
全体感想

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Posted by YU