Inverted Angelの感想――AIを使ったKawaiiメンヘラ推理ゲーム

2024年にSteamで公開された、AIを使ったテキスト推理アドベンチャーゲーム、
「Inverted Angel」をクリアしたので感想を書きます。
1日あればクリアできてしまうカジュアルなゲームですが、かなり特異で類を見ないものだったので非常に記憶に残るものだったと思います。
現時点では間違いなく良作インディーズゲーム。
やりこみ記録
全実績制覇
自力で全ENDクリアー、とはいかずにネット上のヒントを見てしまった……
違和感のところ、最初は本当に「弟が南極観測隊員」くらいしか分からず、彼女がアレを持っていないってのがヒント見てようやく気付く。
BADエンドは答え間違えたりドア開けたりすると、色々集まるよ!
ドア開ける ⇒ どちらか死亡のパターン多ない?
感想
難易度高めかつ全ストーリーがギミックあり巧緻。
AIをプレイ時に使ったゲームはこれが人生初ですが、精度の低さにイライラすることもなく、対話的に推理することができました。
AI,AI叫ばれて早数年、一番まともに利用したのがこのインディーズゲーム?ってくらい今でも少なめ。
外国語にも対応したら世界的に人気になりそう。
自分や彼女の存在がストーリーによっては全く変わるのも、全て叙述トリック的で面白い。
地雷系彼女をやり捨てしたクズから、純愛?まで。
いや~二人ともアレのエンドではてっきり、寝ている間にチ〇チ〇切ったくらいの結末を予想してたけど。
ちなみに自分の最初のエンドは、「Chocolate Hideout」
普通に綺麗(一部は……)で終わったので、「意外にまっとうなゲームだな」と思った。
ウイルスがただのコロナじゃなかったという叙述トリックも良く。
最後の選択肢の答えはガイドライン上発表してはいけませんが、自分は以下の答えで間違ったことだけは書いておこう。
- これがゲームだから
- 最後のENDリストが残っているから
- 君と楽しい夜を過ごしたかったから
なおやり直した時に、正解と思われる答えを再度書いても通らなかった模様。
絶対アレ関連だと思うんだけどな~
とまあ、答えを明示しないのもオツなゲームでございます。
単なる第四の壁だけで終わらせず、ちゃんとこの作品全体での総括としてまとめあげているところが、奇抜な割に誠実なゲームであったと思います。
地雷系なファッションも2Dモーフィングも最高でございます。音楽も少ないながら良曲多いし。
こういうゲーム、AIを積極的に使ったり設定しているものは、もっともっと現れてほしいものですね。