未解決事件は終わらせないといけないからの感想――秀逸なゲームシステムと読後感

「未解決事件は終わらせないといけないから」をクリアしたので感想を書きます。
2024年に発売されすぐに高評価を得た、インディーズ開発のテキストアドベンチャーゲーム。
クリア後に調べたら韓国製だと分かるほど、名前や舞台が日本と全く違和感無し。
万人向けながらもゲーマーも満足する、非常に出来の良いゲームでした。
やりこみ記録
- 全実績制覇
普通にエンディングまで行って、2種類の結末を見たら多分自動でトロコンです。
プレイ時間はストアページどおりの2~3時間ほど。
感想
ただ選択肢を選ぶだけのテキストアドベンチャーではなく、発言の点と点を繋いで線にするジグソーパズル。
時系列や発言者がバラバラに出てくるので、最初はてっきりこの人の発言か、と思っていたら違っていた。
という風に、物語の真相が判明するにつれて制作者のミスリードに綺麗に引っかかっていたことも分かるというね。
うーん、にくいねえ!!
難易度は一見高そうに見えるけど、適当に発言順番を移動させるだけでも自動で繋がってくれるし、いくら不正解しても何かを失うこともなし。
でもあの、3つ選ぶのだけは最後にやったから選択肢多すぎて大変でした……
最初は本当、「女の子が誘拐して殺された」との事件を追うと思っていたら、まさかそんな裏事情と結末かよ!
と、その静かなどんでん返しっぷりが非常に気持ちの良いものでした。
技巧に富むストーリーと、それを演出するゲーム性、
このゲーム、巧緻である!
エンディング後は自然に、「ごちそうさまでした」と言ってしまうほどの出来でしたよ。