ポピュラス ザ・ビギニングの感想――呪文が強力な名作シンプルRTS
1998年にPCゲームとして発売された、「ポピュラス ザ・ビギニング (Populous: The Beginning)」をクリアしたので感想を書きます。
「どうして1998年のゲームを、今?」
というと、実は、2024年にSteamで再販したからです!
Steam版では25面の通常ステージ以外にも、90年代当時はイギリスでしかプレイできなかった拡張版「Undiscovered Worlds(12面追加)」もプレイ可能。
フルHD版として刷新されたわけではないので、解像度はMAXで1600×900。
おそらく古いバージョンそのまま?なので低スペックPCでも十分プレイ可能かな。
日本語の攻略サイトはほぼ残ってないけど、英語版の「Populous Wiki」はあるのでご参考までに。
やりこみ記録
・全25面+12面全てクリア
Steamで発売されましたが実績等はないので、全ステージクリアで良しとしましょう。
難しかったステージは、「Bloodlust」、「Incarcerated」、「No Man’s Land」だったか。
自軍シャーマン1人で敵陣地を壊滅させられるが、もちろんその逆もあったり……。
感想
そう言えば、人生で初めてプレイしたRTSが、このビギニングでした。
父は世間一般よりパソコンの導入が早く人気のPCゲームも買っており、その中のソフトの一つが、このビギニング。
パソコンのことなんか全然わからなかった当時の自分ですがテレビゲームはよくしていたので、このPCゲームも「やらせて~」とお願いしてやらせてもらっていました。
操作の方法もシステムもよくわからず、ひたすら序盤で土地を増やしてみたりして遊んでいたような……
リアルタイムストラテジー、なんて単語も知らなかった昔。
そんな記憶。
当時は全クリできなかったけど、RTS全般のコツが分かった今では難なくクリアです。
さて改めてビギニングをプレイして思ったのが、
「内政がかなりシンプルなRTS、しかし呪文だけで敵を壊滅させることのできる特殊なRTS」
というのが総評といったところ。
RTSでは長時間「Age of Empires Ⅱ」を遊びましたが、そのゲームよりも遥かにユニットの種類が少ないし内政方法も少ない。
ゲームが始まったら一通り小屋を建て、兵の訓練所を建て、要所に塔を建て、防御に専念しながらマナを溜め、溜まった兵とマナで敵を攻めて勝利……
というのがどのステージでも同じ。
資源は、木材が1種類。
木は自然に生えてきますが取り尽くすとしばらく生えず、しかし少し切って残しておくとまた成長する。
木を残す戦略もあるかもしれないけど、何も考えずに建築してました!
兵種は少なくとも呪文の種類は多く、場合によっては兵の数以上に呪文の使い方が大事。
マナMAXのシャーマンを気球に乗せて、敵陣地の中央で火山その他全ての呪文使うと、もうそれで8割9割は終わるからね……
呪文発動地も大事で、敵シャーマンをライトニング一発で倒せるときもあれば、なかったり。
ポインターのアクション性もありましたわね。
AOE2とは違って、兵が近づくと自動で戦って撤退も出来ないのが、良し悪し。
特にシャーマンが敵兵から逃げたいときに如実に感じる。
けど、逃げる敵に切りかかれるようにもするためには、プログラム的に少し一工夫いるのかもしれない?
とはいえ、やっぱり今プレイしても楽しいゲームでした。