ドージンワーク4~6巻 感想&総括
雑記
震災から一ヶ月。
まだまだ余震は収まらないし、原発問題も収まらない。
未曾有の大災害+最低の政府のコンボですからね。
民主党が政権取ったときに「世界トップクラスの国ではなくなるだろうけど一応一流の国の中には入っていられるかな?」と思っていたら、二流国に落ちる危険性が出てきましたね。
4巻
前巻で1000部刷ってしまったが、結局漫画はそんなに売れずになじみはソーラから借金して自分で買い取ります。売れなかった悔しさから、なじみはもっと頑張ることを決意します。
そしてなじみはジャスティスの漫画合宿を受け、かなり漫画が上手くなって即売会に戻ってきます。
合宿が終わった後のなじみは、人が変わりすぎてまた別の痛々しさがあります…。エロ漫画を売ることに一切の羞恥心を捨ててしまったなじみの様子は、もはや痴女としか言いようがありません。
その後、なじみは羞恥心を取り戻し、恥ずかしさのあまり同人活動をやめようとします。が、結局なんだかんだで悔しくなって、即売会に戻ってきますが、漫画の技術も過去に戻ってしまっていました。
5巻
5巻で一応本編は終わり。なのでこの巻でいろんなことに決着をつけています。
気が強そうでも本当は乙女心を持っているなじみですが、ファンの星君の気持ちに気づいて少々悩んだりドギマギしたりするシーンは、本編中なじみに萌える唯一のシーンかもしれません。
なじみの同人誌は段々売れてきて、つゆりの計画もあってか、なじみはかなり自分の力量に酔って、出版社に漫画の持ち込みをしてみます。が、散々なことを言われ、悔しくなって何回も持ち込みをするようになります。いつしかそんな気はなかったのになじみはプロを目指すようになり、なじみの同人活動はひとまずの終わりを迎えることになります。
編集者からなじみの漫画の具体的な「駄目なところ」を言われるシーンは、同人上がりのヒロユキさんが実際に言われていそうに思えて、なんか妙に納得しました。実際同人作家が持ち込みすると、このようなことを言われるんでしょうかね?そういうエッセイ漫画みたいなものがあったら読んでみたいな~。
終わり方はいかにも「終わり」な感じで、まあ、特に目新しい演出はなかったかな…。ギャグ漫画だから、そんなもんかな。
6巻
6巻は本編のエピローグ、というのではなくて番外編です。つゆりに精神的調教進…もとい勧められて陵辱漫画を描くようになった、ソーラの友達のしずの物語です。
本編は4コマでしたが、この巻は普通の漫画のような構成です。が、よく見たら4コマで区切る、ということが癖になっているのか、どのページも4コマくらいで構成されて、ページごとで区切った4コマのような感じがしました。
内容は、正直本編よりも痛々しすぎて、終始ニヤニヤしながら読んでしまいましたよ!黙っていればしずは普通に可愛い子なのに、陵辱陵辱言うからそこまで萌えられなかったよ!
正直あまり頭に残らない6巻ですが、読み始めたら一気に読んでしまうほどの面白さはあります。
総括
いつもなら作者が言いたかったことなどを考察したりする総括ですが、この漫画では一体何を書けばいいかわからないぜ!HAHAHA!
…というわけで全体的な感想だけ書いておこうかな。
全体的に見るとこの漫画は、読んでいるときは面白くてわかりやすいしスラスラ読めますが、ギャグ一辺倒だったのでそんなに頭に残るようなシーンがなかったなあ…。いや、もちろんギャグ漫画なのでこれで良いのですがね。
主人公が漫画の才能のある天才じゃなくて、一般人よりも絵心があまり無いような普通の力量だったので、共感しやすかったです。自分は一切絵なんて描きませんが、同人活動をテーマにした、一般人が頑張るという物語なので、私のような人間でも共感できたのでしょうかね。
この漫画を読んで、「同人なんて、商業モノに比べればレベルが低くて面白くないものばかりなんだろ?」と思って蔑んでいた自分が少し変わって、「一度コミケに行ってみたい」と思うようになりましたよ。
そういや、実際コミケってエロ同人のほうが多かったりするのでしょうか?コミケのエロ同人がよく話題に上がりますが、正直自分は「こんなマニアックなもの、誰が読むんだよww」っていうくらい非エロのものが読んでみたいんですよね。例えば、何かくだらないものを徹底的に研究した本や、ドラクエ4コマ劇場みたいな面白い雰囲気のある二次創作本とか。
でも、自分は人の多い場所がかなり嫌いだし、幼稚な人間が場に少しでもいるとすぐに機嫌が悪くなるので、なかなかコミケに行く踏ん切りがつかないんですよね…。まあ、オタ友達とかいれば行くことができるのでしょうが、自分の周りにはコミケに行くような人間なんていないからな…。後、「やっぱり同人誌集めるよりは商業の面白い本を集めるのが先じゃないか?」と思ったりすることも踏ん切りつかない要因になっています。
1~3巻感想
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